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陳・総統 |
中央政府による、中華民国建国記念日祝賀式典が10日午前9時、総統府で行われ、陳水扁・総統が祝辞を発表し、台湾名義による国連加盟を続けて推進する決意を示しました。
今年の建国記念日祝賀大会は、陳水扁・総統にとって任期中、最後となるものでしたが、陳水扁・総統は10日午前、中華民国各界による祝賀大会で祝辞を述べる慣例に従わず、午前9時から総統府内で行われた中央政府による、祝賀式典で談話を発表しました。総統府前で行われた建国記念日祝賀大会で国家元首が祝辞を述べなかったのは今回が初めてです。
陳・総統は談話の冒頭から、今年、台湾の名義で国連加盟を申請し、受理されなかったことに言及して、中華民国政府は一度の挫折で、断念することはないと強調しました。また、中華民国が国連を脱退することになった1971年に採択された国連第2758号決議、すなわちアルバニア決議についても触れ、この決議文では、台湾は中華人民共和国の一部だとは述べられておらず、台湾と中華人民共和国は互いに隷属しない、それぞれ独立した国家だと説明しました。
陳・総統はまた、自分は総統に就任して以来、中国大陸に対してさまざまな善意を示してきたが、それに対して中国大陸が台湾に突きつけてきたのは、「矮小化」であり、「周縁化」であり、台湾を中国大陸の地方政府とみなし、中華民国政府の存在を否定し、中華民国の主権を否定することだったと指摘しました。
また、中国大陸は近年、絶えず軍備を拡張しており、これは世界の平和を脅かしているとし、最近、ミャンマーの軍事政権が民主化を求める人々を鎮圧していることは決して内政問題ではないと指摘、国際社会はミャンマー問題に関心を寄せるとともに、中国大陸の人権侵害問題にも目を向けるべきだと述べました。陳・総統はさらに、国際社会が勇気を持って問題を直視し、中国大陸に妥協することがないよう希望すると述べました。
陳・総統は「2008年の北京オリンピックは、「ひとつの世界、ひとつの夢」をスローガンとしているが、国際社会も「1つの世界、1つの基準」の要求を貫き、自由、民主、人権、平和といった普遍的価値にダブルスタンダードは適用できないことを中国大陸に知ってもらわなければならない」と述べました。
陳・総統はこのほか、台湾海峡両岸間の通航、通信、通商の直接往来、つまり「三通」問題についても触れ、現在、ボールは中国大陸の側にあると説明しました。陳・総統は「これまでにも述べたことがあるように、まずは「小三通」、つまり特定区間の通航、通信、通商の直接往来があってから、「三通」が実現する可能性がある。また、はじめにチャーター便があって、それから定期便となる。まず貨物機の直航が実現して、それから旅客機の直航が実現する。現在、ボールは中国大陸の側にあり、北京当局が誠意を持ってこれに応えれば、貨物運輸のチャーター便直航に関する話し合いは速やかに完了し、それに続いて多くの問題も解決へ向かうだろう」と述べました。 |