世界保健機関(WHO)の最高意思決定機関である、世界保健総会(WHA)は今年、5月27日にスイス・ジュネーブで開催されます。その際、新任の衛生福利部長である邱泰源氏が公式な行動団を率いてジュネーブに赴く予定だということです。
衛生福利部の薛瑞元・部長は29日、立法院(国会)衛生環境委員会で答弁に立った際、台湾はいまだ招待状を受け取っていない。今年のWHAでは「パンデミック条約(Pandemic Agreement)」が採択される見込みで、この条約はグローバルな感染症対策に関連している。締約国会議には、オブザーバーの参加が認められており、政府としては参加を目指して努力すると述べました。
野党・国民党の廖偉翔・立法委員(国会議員)が台湾はオブザーバーとしてWHAに参加ことを支持すると表明した国はどれほどあるかと質問したのに対し、薛瑞元・部長は、複数の国が正式に表明しており、その数は増え続けている。外交部(外務省)もその推進に努めていると答えました。
廖偉翔・立法委員は、アメリカ連邦議会が台湾の参加を常に支持してきた。2019年と2022年には下院、2021年には上院が法案の可決を通じて台湾の加入を支持していたが、今年は具体的な行動が見られなかったと指摘。
薛瑞元・部長は、現時点でアメリカが法案を通じて正式的な支持を表明していないことを知っているが、外交部がより詳しい状況を把握しているだろうと述べました。
薛瑞元・部長はまた、賴清徳・副総統が就任後、初の医師出身の総統になり、WHAが参加を目指す最初の国際会議である。今年の宣伝活動や会議内容は、過去と少し異なるものになるだろう。なぜなら、今年のWHAでは「パンデミック条約(Pandemic Agreement)」が採択される予定だからと述べました。
薛瑞元・部長は、「パンデミック条約には、加盟国以外にもオブザーバーを設置できると記載されている。そのため、私たちはWHAのオブザーバー資格のみならず、このパンデミック条約のオブザーバー資格も獲得できるよう努力したい。なぜなら、このパンデミック条約はグローバルな感染症対策に関係しており、台湾はこの分野で貢献できるからだ」と話しています。
「パンデミック条約」には、知識と技術の移転、利益と情報の共有、グローバルなサプライチェーンと物流ネットワークといった3つの重要なメカニズムがあります。この協定の一員になれば、次のパンデミックに直面した際、台湾はウイルス情報や重要な技術を即座に取得でき、公平な防疫物資の分配を受けられるようになるということです。
(編集:許芳瑋/本村大資)