総統府は30日、2025年の総統‧副総統のお年玉袋、福袋、年賀状および「春聯」を公開しました。特筆すべきは、今回のデザインが頼清統‧総統と蕭美琴‧副総統が直接手描きした犬と猫のカラーポートレートを主役とし、ヤエヤマコクタン、ゲットウ、テリハボクという台湾に原生する3種の植物とともにデザインされている点です。「春聯」の「六順和春」は「六六大順(すべてが順調)」を表し、温かな春の日を象徴しています。また、台湾最大の方言、台湾語での発音が「好春」(よい春)に似ており、繁栄と豊かさ、そして新年を祝う意味が込められています。
総統‧副総統の2025年のお年玉袋、福袋、年賀状、春聯が30日にお披露目されました。今回は干支「乙已」の印章デザインを採用し、「乙」の文字はヘビの頭と組み合わせて巳年を表現しています。春聯の賀詞の周りには、ヤエヤマコクタン、ゲットウ、テリハボクという台湾固有の3種の植物をあしらい、鏡像対称の構図で新年の華やかな雰囲気を表現しています。
頼清徳‧総統と蕭美琴‧副総統は、就任後初めての新年にあたり、特別に筆を取り、それぞれ犬と猫のイラストを手描きし、今回のデザインの主役としました。頼‧総統は、これに寄せて新年の祝福を述べました。頼‧総統は、「皆さん、こんにちは。猫派の方も犬派の方も、皆さんに『犬来る富』と『猫来る平安』をお祈りしている。新年明けましておめでとうございます」とメッセージを贈りました。
今回のデザインディレクターは、台湾の女性歌手張恵妹(チャン・ホイメイ)さん、バンド五月天(メイデイ)、ロック歌手伍佰(ウーバイ)、男性シンガーソングライター羅大佑(ルオ・ダーヨウ)さんなどのアーティストのアルバムデザインを手がけ、台湾南部‧高雄市で行われた「ワールドゲームズ2009」の開会式や北部‧台北市で行われた「2017年夏季ユニバーシアード」の閉会式など、多くの大型イベントのディレクターを務めたデザイナーの李明道さんが担当しています。李明道さんは、頼‧総統が「犬派」で蕭‧副総統が「猫派」というのは誰もが知っているため、お二人に手描きでデザインに参加していただくことに決めたと話し、これは台湾が動物を愛する幸せで自由な国であることを象徴していると述べています。
李明道さんは、「線が自由で、表情がとても誠実で、そこには温かみのある雰囲気が漂っている。そのため、このような手描きイラストを新年のメインビジュアルとして使うのは、これ以上ないほど素晴らしいことだ。国家元首が自ら年賀状の制作に参加するというのは、世界で初めてのことかもしれない。この二匹の動物にはぜひ名前をつけて、任期中使用できるIPキャラクターにできたらいいなと思っている」と話しています。
春聯は文学者の白聆さんが「六順和春」という言葉を選び、南部‧台南の著名な書画家である陳吉山さんが書を手がけています。「六順」は「六六大順」(すべてが順調)や「事事順利」(すべてが順調に運ぶこと)を表し、「和春」は温かな春の日を象徴しています。また、台湾最大の方言、台湾語での発音が「好春」(よい春)に似ており、繁栄と豊かさ、そして春を祝う意味が込められています。さらに「六」という数字は、十二支におけるヘビ年の順番とも呼応しています。
年賀状と電子年賀状は、同心円と放射状のデザインを背景に用い、集中、展望、平和、そして調和を象徴しています。年賀状には台湾華語と英語で「新しい年に、私たちは共に、平和で幸せな、自由で繁栄する民主主義の未来を願います(This new year, let's all aspire to a happy, peaceful, free, and prosperous future for our democracy.)」というメッセージが記されており、台湾の民主主義を守る信念と、よりよい未来への共通の願いを伝えています。
2025年の元日から1月24日までの間、総統府にて春聯とお年玉袋を受け取ることができます。また、行政院(内閣)の中部、雲林‧嘉義‧台南地区、南部、東部、および離島の金門‧馬祖連合サービスセンターでも春聯を入手できます。福袋は総統と副総統が旧正月期間中の新年の挨拶回りの際に配布する予定です。総統・副総統の電子年賀状はすでに総統府の公式ウェブサイトに掲載されており、メールやSNSで共有することができます。
(編集:許芳瑋/本村大資)