農家出身で山林保護に20年間携わってきた先駆者、台湾南部・屏東県の国立屏東科技大学森林学科の陳美惠・教授は、教室に留まらず学生たちを連れ、屏東県の集落へ足を運ぶ。
地域住民が保護区管理に抱く不満を目の当たりにし、「里山資本主義経済」の概念を集落に導入した。さらに、環境に優しく、地域と共に発展する経済モデルを軸に、住民をガイドとして育成。最初はエコツーリズムから始め、林下経済の発展へと拡大。養鶏や養蜂、シイタケ栽培など、その地域ならではのDNAを生かしたブランド創出に取り組んでいる。
20年間、初心を貫き続ける陳・教授、今では若者の参加も積極的に促し、自然体験を通じて収入を得るだけでなく、地域に留まる意欲を育む活動も続けている。
(編集:豊田楓蓮/本村大資)