与党・民進党の党主席を兼務する頼清徳‧総統は14日、台湾中部‧彰化、台中を訪問し、参拝および座談会に出席しました。頼‧総統は、就任後の自らの三大使命について、一つ目は中国の脅威に直面する中で、チームと共に「台湾をしっかりと守る」こと、二つ目は、国民の生命と財産の安全を保護すること、そして3つ目は台湾2,300万人の雇用を確保することだと述べました。また、現在、多くの国の艦船が台湾海峡を航行しており、台湾海峡への関心を表明している。なぜなら台湾海峡の平和は世界の安全と繁栄にとって不可欠な要素だからだと語りました。
民進党は全国22の県と市で座談会を展開しています。頼‧総統は14日午前、彰化県溪湖鎮の福安宮を参拝し、地元住民に対して施政方針を説明しました。頼‧総統は、総統として主に三つの大きな使命がある。まず中国の脅威に直面する中で、チームと共に「台湾をしっかりと守る」こと、すべての国民とその子孫が代々この土地で生き、発展できるようにすることだと話しました。
次に二つ目の使命として、国民の生命と財産の安全を保護することだと述べ、蔡英文‧前総統の任期中から自身の就任後まで、継続して国防力を増強し、国防予算を引き上げている。対外的には軍事調達を行い、対内的には国防工業を発展させ、基盤工業の転換・アップグレードを図り、国家の安全を確保するとともに経済発展を牽引していると説明。三つ目の使命として、台湾2,300万人の雇用を確保し、経済を発展させ、皆がより良い生活を送れるようにすることだとし、経済は発展させるだけでなく、十分に強固でなければならないと述べました。
頼‧総統はさらに、今まで台湾の対外投資は中国大陸に高度に集中しており、「卵を同じ籠に入れる」かのような状況で、万が一問題が発生すれば対応が困難だった。そのため、蔡英文‧前総統から自分の任期にかけて、すでに投資戦略を変更し、リスクを分散させてきたと指摘。また、「我々の企業、産業は台湾に立脚し、グローバルに展開、製品を全世界に販売してきた。我々は国際社会に進出し、全世界で利益を上げ、我が国の経済発展を良好にするだけでなく、さらに強固にしていく」と説明しています。
頼‧総統は同日午後、続いて台中の水景福隆宮を参拝。その際、人々に対し、蔡‧前総統から自らが執政するこの10年間、中国の脅威に直面しても諦めることも恐れることもなく、断固として全国民を率い、国家の安全性を高め、経済もより良くしてきた。特に蔡‧前総統の8年間の任期中、平均経済成長率は3.2%で、アジア四小龍(1960年代から1990年代にかけて目覚ましい経済成長を遂げた韓国、台湾、香港、シンガポール)の中で首位となり、日本、アメリカ、ヨーロッパ連合(EU)をも上回った。台湾株式市場は8千ポイント台から2万3千ポイント台まで上昇し、上昇幅は155%に達した。グローバル展開戦略の下、台湾の今年第2四半期の経済成長率は7.96%の高水準を記録し、中国よりも良い結果となったと説明しました。
また、現在は中小企業がアメリカの関税に対応できるよう支援し、さらに、ネットゼロ、デジタル転換に向けた転換・アップグレードも支援する。中小企業から「単一業者では競争力が不足する」との反応があり、統合を通じて規模拡大を図りたいとの要望があるため、行政院(内閣)も税制上での支援提供に同意していると述べました。
頼‧総統は特に、国家の安全と経済の向上に加え、民主主義陣営と共に歩むことも重要だと強調。また、中国による台湾への脅威は日増しに強まっているが、国際社会の台湾への関心度もますます高まっているとし、インド太平洋地域の国々だけでなく、アメリカ、ヨーロッパなど多くの国の艦船が台湾海峡を航行し、台湾海峡が自由航行の区域であることを示し、これによって台湾海峡問題への重視を表明している。なぜなら台湾海峡の平和と安定は、世界の安全と繁栄にとって不可欠な要素だからだ。つまり、中国の脅威は台湾が単独で直面するものではなく、国際的な問題なのだと語っています。
さらに、台湾は責任を負い、国際社会に対して、台湾が国家の安全を守る決意を示すと同時に、アジア太平洋地域の安全維持の責務を果たす意志があることを示させなければならない。そのため、この10年間、台湾は国防や国家安全保障など多方面において国際社会との協力をますます緊密にしてきたと述べました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)