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賴・総統「トランプ氏が習近平に台湾への武力行使を永遠に断念させるなら、平和賞受賞者になるだろう」

07/10/2025 19:18
編集: 王淑卿
賴清徳・総統(右)がこのほど、アメリカのラジオ番組「The Clay Travis & Buck Sexton Show」のパーソナリティであるバック・セクストン氏(左)のインタビューに応じ、台湾海峡両岸関係や地域情勢、国防、台湾とアメリカの経済パートナーシップ、台湾の社会福祉政策などについて質問に答えました。総統府は7日、ニュースリリースを発表し、インタビューは7日未明に放送されたことを明らかにしました。 (写真:総統府)
賴清徳・総統(右)がこのほど、アメリカのラジオ番組「The Clay Travis & Buck Sexton Show」のパーソナリティであるバック・セクストン氏(左)のインタビューに応じ、台湾海峡両岸関係や地域情勢、国防、台湾とアメリカの経済パートナーシップ、台湾の社会福祉政策などについて質問に答えました。総統府は7日、ニュースリリースを発表し、インタビューは7日未明に放送されたことを明らかにしました。 (写真:総統府)

賴清徳・総統がこのほど、アメリカのラジオ番組「The Clay Travis & Buck Sexton Show」のパーソナリティであるバック・セクストン氏のインタビューに応じ、台湾海峡両岸関係や地域情勢、国防、台湾とアメリカの経済パートナーシップ、台湾の社会福祉政策などについて質問に答えました。総統府は7日、ニュースリリースを発表し、インタビューは7日未明に放送されたことを明らかにしました。

賴・総統は、台湾海峡両岸の情勢に関する質問に対し、アメリカのトランプ大統領が「自分の任期中に中国の習近平・国家主席が台湾に攻撃を仕掛けないと電話で述べた」と語っていたことに言及しました。賴・総統は「台湾が今後もトランプ氏の支持を得られることを期待している。もしトランプ氏が習近平氏に台湾への武力行使を永遠に断念させることができれば、トランプ氏はノーベル平和賞受賞者となるに違いない」と述べました。

賴・総統はまた、「台湾と中国の関係に関心を持っている世界の友人たちに中華民国と中華人民共和国は互いに隷属関係にないことを理解してほしい。台湾は中国の一部ではなく、中国には台湾を侵犯する権利はない」と強調しました。さらに、「台湾海峡の現状を破壊しているのは台湾ではなく、台湾海峡で軍事演習を行った中国だ」と述べ、「台湾の人々が主権を守り、民主主義、自由、人権のある生活を追求することは、中国への挑発と解釈すべきではない」と強調しました。その上で、「中国の脅威が高まる中でも、台湾は台湾海峡両岸の平和と共栄の目標を放棄していない」と述べました。

賴・総統は就任後に掲げた「平和のための四つのアクションプラン」についても触れ、①国防力の強化、②経済の強靭性強化、③アメリカなどの民主陣営と肩を並べて抑止力を発揮すること、④対等と尊厳が保たれるもとで中国との対話を進め、交流と協力を通じて平和共栄を実現すること──の4項目を改めて強調しました。

パーソナリティのセクストン氏から「もしトランプ氏と直接台湾海峡の情勢について対話する機会があれば、何を伝えたいか」と問われた賴・総統は、「習近平氏が台湾海峡だけでなく、東シナ海や南シナ海でも軍備拡張を進めており、中国の軍事演習の範囲はインド太平洋全域に及んでいる点に注目してほしい」と答えました。

賴・総統は、「インド太平洋地域では緊張が高まっており、問題は台湾併呑だけにとどまらない。もし台湾が併呑されれば、中国は国際社会でアメリカと競い、ルールに基づく国際秩序を変え、最終的にはアメリカの国益にも深刻な影響を与えるだろう」と指摘し、「トランプ氏にはインド太平洋の平和と安定の維持に努めてほしい」と述べました。

AI(人工知能)発展への関心が高まり、アメリカ・アリゾナ州に建設中の半導体の受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の新工場が注目を集めている中、セクストン氏は、先端科学技術、半導体の製造、人工知能などにおける台湾とアメリカの経済協力関係に対する頼・総統の考え方についても質問しました。

それについて、頼・総統は、「台湾のハイテク産業が成果を上げているのは、過去数十年の官民学研の努力と台湾の人々の支援の結果だ。しかしTSMCや台湾の半導体産業はあくまで半導体生態系の一部にすぎず、全部ではない。全体としては、アメリカのイノベーション、研究開発、設計、日本の材料と設備、韓国のメモリー製造、台湾の半導体のロジック製造、そしてオランダの装置技術が結びついている」と説明しました。

賴・総統は、「この生態系全体の利益のうち、およそ8割はアメリカが得ており、依然としてアメリカが主導的地位にある」と述べ、「AI時代を迎えるにあたり、各国が重要な役割を果たしており、台湾はアメリカと共に努力し、アメリカの再工業化とAI世界の中心づくりを支援していきたい。アメリカが引き続き世界をリードし、再び偉大な国となるよう協力したい」と語りました。

また、「台湾も半導体産業を世界の繁栄のための責任と考えている。そのため、政府はTSMCのアメリカ、日本、ドイツへの投資を支援している。将来、アメリカが再工業化しAIの世界中心となる際、TSMCは必ず重要な役割を果たすと確信している」と述べました。

バック・セクストン氏は「アメリカを再び偉大な国にする(Make America Great AgainMAGA)」の著名な支持者として知られ、トランプ大統領の子女とも親交が深く、これまでに何度もトランプ氏を取材しています。かつて中央情報局(CIA)でテロ対策、中東問題、イラク問題などを担当した後、ニューヨーク市警情報部で勤務し、保守系メディア「The Blaze」の国家安全保障編集者兼パーソナリティとしても活躍してきました。彼の専門知識と明晰な論理が、彼に“保守派の国家安全保障評論員”というイメージを築かせました。

現在、セクストン氏とクレイ・トラヴィス氏が共同でパーソナリティを務めるラジオ番組「The Clay Travis and Buck Sexton Show」は、近年、アメリカで最も影響力のある保守系番組の一つとされ、政治・経済・国家安全保障・文化など、アメリカと諸外国の幅広いテーマを扱い、右派世論の動向を映す存在とされています。

この日のインタビューには、ヘリテージ財団アジアセンターのスティーブン・イェーツ上級研究員、セクストン氏とその兄弟メイソン氏、キーツ氏も同席し、取材後は約1時間にわたって非公開の懇談が行われ、和やかな雰囲気の中で意見交換が続けられたということです。

(編集:王淑卿/呂学臨/本村大資)

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