日本の前経済安全保障担当大臣・高市早苗氏が4日、日本の自民党の第29代総裁に選出されました。これにより、日本史上初の女性首相が誕生する見通しです。
台湾の賴清德・総統はSNS「X(旧ツイッター)」に日本語で投稿し、高市氏の当選を祝福しました。

投稿の中で賴・総統は「高市早苗氏は台湾の揺るぎない友人であり、台日関係を新たな段階へと押し上げ、インド太平洋地域の安全と安定を支える力になってほしい」と期待を寄せました。
一方、与党・民主進歩党(民進党)も声明を発表し、党主席を兼務する賴・総統が高市氏に対し「最も真摯で熱烈な祝意」を表したほか、まもなく任期を終える石破茂総裁に「心からの感謝と敬意」を伝えたと明らかにしました。
民進党は声明の中で、「高市早苗氏は台湾の揺るぎない友人であり、民進党と自民党は長年にわたって深い友好関係を築いてきた」と強調しました。
そのうえで、「高市氏のリードのもと、台日両国が経済・貿易、安全保障、科学技術協力などの分野でパートナーシップをさらに深化させ、関係を新たな段階へと進めていくことを期待している」と述べました。
民進党はまた、自民党の「外交・防衛政策意見交流会(台日2+2)」や、青年局間の交流といった既存の基盤をさらに発展させ、両党間の常態的な対話プラットフォームを構築していく意向を示しました。
さらに民進党は、賴・総統が今回の総裁選に立候補した5人全員に台湾への長年の支持に感謝の意を表したと説明しました。
特に石破茂総裁については、「在任中、台日交流の促進に尽力し、国際社会に対して台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し訴えてきた」とし、台日関係の深化と地域の安定に多大な貢献を果たしたとして、最高の敬意と謝意を表しました。
(編集:王淑卿)