中華民国の建国記念日「双十国慶節」を控えた3日、外交部(外務省)の林佳龍・部長(大臣)はSNS上で、外交部が制作した双十国慶節記念動画「堅韌的台灣(日本語訳:しなやかな台湾)」を投稿しました。
林・外交部長は8日、台湾国際放送の運営母体である中央放送局の番組「早安.台灣(おはよう、台湾)」の単独インタビューを受けており、その中でも、多くの人々を感動させた同映像を紹介。「国民一人ひとりがこの映像の中に自分の姿を見出し、この土地とのつながりを感じてほしい。そして、これまで共に築き上げた成果を誇りに思い、心を一つにして私たちの国家を守っていこう」と呼びかけました。
今年の双十国慶節記念動画では、台湾が過去一年間で収めた成果である、スポーツ大会、スマートテクノロジー、持続可能な発展、多文化交流、そして国防・外交などの分野を紹介。困難に立ち向かいながらも怯むことなく団結し、たくましく前進する台湾の精神を力強く映し出しています。
林・外交部長はまた、外交部では毎年、双十国慶節に合わせて、台湾を世界にPRするための映像を制作している。しかし、今年は宣伝のための予算が大幅に削減されたため、映像完成後の宣伝手段が限られていた。そんな中、自身が先日フェイスブックで映像を紹介したところ、多くの人が自主的に映像を拡散し、結果、より多くの人々に作品を見てもらうことができたと語りました。そして、映像を自主的にシェアしたすべての人々に心から感謝の意を表し「皆のおかげで、台湾の物語とその美しさをより遠くまで届けることができ、世界に台湾の声を伝えることができた。宣伝の予算が大幅に削減されてしまった中でも、外交部は心を込めて制作し、この映像は多くの人々の感動を呼んだ」と述べ、更なるシェアを呼びかけました。
林・外交部長はさらに、「双十国慶節は年に一度しかないが、台湾はこれからも毎日団結し続ける」と強調、国民に対し、「心を一つにして国を守り続けてほしい」と呼びかけました。
(編集:豊田楓蓮/中野理絵/本村大資)