アメリカのトランプ大統領は10月31日、アメリカの商業放送テレビ・ラジオネットワークであるCBSテレビのニュース番組「60ミニッツ」のインタビューで、中国の習近平・国家主席が「自分の任期中は台湾に対して行動を取らない」と保証したと明らかにしました。これについて行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は4日、「平和は実力によって守られるものであり、政府と国民が団結して台湾を強くし、いかなる人や国も台湾を侵す資格も能力も持たないようにすることが重要だ」と強調しました。
トランプ大統領は、10月30日の「米中首脳会談」に言及し、「習・主席は自分の任期中に台湾統一のための行動は取らないと保証した」と述べ、「習・主席はその結果を十分理解している」とも語りました。ただし、中国が武力で台湾を侵攻した場合に、アメリカ軍が防衛に動くかどうかについては明言しませんでした。
卓・院長は4日、立法院での答弁前に取材に応じ、「中華民国台湾は主権を持つ独立した国家である」と改めて強調し、「平和を維持するには実力が必要であり、政府と国民が一体となって台湾を強くし、いかなる国も台湾を侵すことができないようにすべきだ」と述べました。
卓・院長は「平和は人類共通の普遍的な価値だ。いかなる人も、いかなる国も台湾を侵す権利も資格もない。政府は国民と団結し、努力して台湾、そして私たち自身を強くしていくことで、誰にも台湾を侵す資格も能力も与えないようにしたい」と強調しました。
(編集:王淑卿/呂学臨/本村大資)