日本プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長が、3日に「文化勲章」を授与されたことを受け、中華民国野球協会の辜仲諒・理事長は心からの祝意を表し、王氏が長年にわたり台湾と日本の野球交流の推進に尽力し、台湾野球の発展に大きく貢献してきたことを称えました。
王氏は10月17日に、日本政府より「文化勲章」が授与されることが発表されました。11月3日の文化の日に皇居で行われた親授式で、天皇陛下より勲章が手渡され、日本のスポーツ界および文化発展への卓越した貢献を称えられました。
一方、野球の国際大会「2026 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が3月に日本で開幕しますが、台湾代表チームはWBCの前哨戦として2月末に台湾で福岡ソフトバンクホークスとの交流戦を行う予定です。中華民国野球協会は7日、辜・理事長が王氏を台湾に招待し、台湾代表チームへの指導を特別に依頼したところ、王氏から「体調が許す限り、喜んで協力する」との返答があった。さらに、同協会は王氏による「野球講座」を特別に開催し、その豊富な経験と深い野球哲学を台湾の野球界と共有することで、台湾野球のさらなる発展を促したいとしています。
台湾との深い絆を持つ王貞治氏はこれまで何度も台湾を訪れ、公益活動やスポーツイベントに参加してきました。2023年には特別にアジア野球選手権の開幕式に招かれ、その際初めて使用された北部・台北市の台北ドームで始球式を務めました。
当時、王氏は「台北ドームは台湾野球に質的変化をもたらす場所で、このことは台湾野球にとって重要な転換点となるだろう。選手たちが自信を持って最高の栄誉を目指せるようになり、台湾が世界チャンピオンに挑戦する機会も生まれるだろう」と述べていました。
王氏の予言は的中し、2024年末に開催された野球の国際大会「プレミア12」では、台湾チームが見事に決勝戦へ進出。日本の東京ドームで日本チームの国際試合27連勝を阻止し、世界チャンピオンの栄冠を勝ち取り、台湾史上初となるトップレベルの世界大会制覇を成し遂げました。
2026年のWBCに向けて、辜・理事長は「台湾がこの勢いを維持し、日本チームとともに決勝ラウンド進出を目指し、王氏の期待に応えることで、再び世界に台湾野球の実力と誇りを示してほしい」と述べています。
(編集:豊田楓蓮/中野理絵/本村大資)