台湾中部にある在来線・台湾鉄道の彰化扇形車庫が修復を終え、再び一般公開されています。登録方法や案内表示などが新しくなり、訪れる人がより安心して見学できるようになりました。
今回の改修では、入場時にスマートフォンやタブレットでバーコードを読み取り、オンラインで見学者情報を登録する方式に変わりました。
また、車庫の正門や案内看板などは、耐候性のあるスチール素材で新たに造り替えられ、説明パネルも設置されるなど、訪れる人がより深く扇形車庫の歴史を学べるよう工夫されています。
彰化県によりますと、この扇形車庫は1922年に建設されたもので、文化部により国定古跡に指定されています。全国で唯一、現役で使われている扇形車庫で、建物は半円形に広がり、12本の線路が放射状に伸びています。中央には大きな転車台があり、機関車の向きを変えるために使用されていることから、その名が「扇形車庫」となりました。
彰化県では今年、台湾デザインエキスポが開催されることに合わせ、4月から扇形車庫の修復工事を進めてきました。そして中華民国の建国記念日である双十国慶節の10月10日に工事が完了し、ふたたび一般公開されています。
担当者によりますと、扇形車庫は今も実際に使用されているため、入口には警備員が常駐しており、これまでは入場の際に名前や連絡先を紙に記入していましたが、現在はバーコードを読み取り、オンラインで登録できるようになったということです。
今回の修復では、外観を変えないこと、建物に固定物を取り付けないこと、そして文化財を隠さないことを原則として行われました。新しい入口のデザインには耐候性鋼材が使われ、案内板や見学ルートの標識も再設計されています。さらに新たに解説設備が設けられ、訪れた人が扇形車庫の価値や仕組みをより理解できるようになっています。
大正時代に建てられた鉄道遺産、彰化の扇形車庫。今も現役の機関区として息づきながら、台湾鉄道の歴史を静かに伝えています。
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彰化扇形庫、6/2~10/9改装のため一時閉鎖
(編集:王淑卿)