在来線・台湾鉄道は、北部・新北市瑞芳区にあるローカル線、平渓線の十分、菁桐、平渓の3つの駅周辺の線路で天灯(スカイランタン)上げを行うことについて、早ければ今月29日から試験的に開放する方向で検討しています。
現行の規定では、線路上で天灯(スカイランタン)を飛ばす行為は違法とされており、観光客が線路上で天灯(スカイランタン)を上げた場合、市民から通報があれば鉄道法に基づき、1万台湾元(約5万日本円)以上、5万台湾元(約25万日本円)以下の罰金が科されます。しかし、観光需要とのバランスを考慮し、台湾鉄道はまず十分駅で、29日から来年1月末までの週末に限り、試験的に天灯(スカイランタン)上げを認める方針です。
平渓駅と菁桐駅については、平渓区役所が線路上の開放範囲を設定した上で、台湾鉄道が審議し、試験的な実施の期間と範囲を公告する予定です。
この天灯(スカイランタン)上げは、十分や平渓など各駅で国内外の観光客に人気がありますが、最近、フォロワー20万人の台湾のユーチューバー「菜苔苔與菜生生」が、十分老街(旧市街)で撮影中に線路上で天灯(スカイランタン)を放ったとして1万台湾元の罰金が科され、謝罪動画を投稿しました。動画では、当時多くの観光客が天灯(スカイランタン)を上げており、業者の指示に従って線路上に入ったが、鉄道法違反として警察から指摘を受けたと説明しています。
また、平渓線はこのところの大雨で、土砂崩れや路盤流失などの被害が発生したため、来年1月30日まで全区間で運休しています。こうした状況を踏まえ、関連機関は29日から来年1月末までの間、十分、平渓、菁桐の3駅の線路の一部区間を適切な時間帯に限り開放し、旅客が鉄道法違反を心配せずに天灯(スカイランタン)を楽しめるよう試験的に実施する方針です。
関係者によりますと、十分駅は29日から来年1月末まで、土日を中心に開放する方向です。平渓駅と菁桐駅は、地元の調整が終わり次第、台湾鉄道が最終決定を行います。
交通部観光署も、開放が正式に決まったら、「どの時間帯に、どの区間で天灯(スカイランタン)をあげられるのか」を、分かりやすく旅客に知らせるとしています。
(編集:王淑卿)