行政院(内閣)が提出した総額1兆2500億台湾元(日本円でおよそ6兆1900億円)の国防特別予算案の審議が、国民党と台湾民衆党からなる野党の連携により拒否されました。
これを受け、頼清徳・総統は12月2日、「北米各地の台湾会館、台湾センターおよび台湾協会の帰国訪問団」の表敬訪問を受けた際、中国による台湾への脅威が一段と高まっている。台湾が軍事予算を増額してこそ、中国のさらなる侵攻に対抗できる力を確保できる。しかし、野党は別の路線を模索し、中国の要求を受け入れる準備をしており、これは「愛国者が台湾を統治する」という未来に繋がる恐れがあると述べました。その上で、子や孫の世代が台湾で暮らせるよう、台湾の安全を確保することが自身の使命だと強調しました。
頼・総統はさらに、馬英九・元総統の時代は国防予算を増加しなければ、中国から善意の対応を得られるとの認識が持たれていた。だが、現在の見方では、そういった状況にはなっていないと語っています。
(編集:本村大資/豊田楓蓮)