中米のホンジュラスで、30日に大統領選挙が行われ、新大統領が台湾とホンジュラスの国交回復に積極的に取り組むかどうかに高い関心が集まっています。
外交部(外務省)の林佳龍・部長(大臣)は12月3日、立法院(国会)でインタビューを受けた際、初めて明確に我が国は「国交回復」に対して開放的な姿勢を持っており、台湾に友好的なホンジュラスの大統領候補2人とは常に良好な交流を維持している。今後は当選者と二国間外交関係の構築に積極的に取り組んでいくと表明しました。
ホンジュラスは2023年に台湾との国交を断絶して以降、初めての大統領選挙を行っていて、3日午後2時半現在、得票率でリードしているサルバドル・ナスララ(Salvador Nasralla)氏と、対立候補のナスリ・アスフラ(Nasry Asfura)氏はいずれも選挙前に、台湾との国交回復の可能性に言及していました。
林・外交部長は、「台湾に友好的な大統領候補の両氏とは、ともに良好な関係を維持しており、台湾とホンジュラスの関係が今回の選挙後、平等、互恵に基づく外交上の関係を構築できることを期待している。我々は各陣営とのコミュニケーションルートを継続的に維持している」と語りました。
このほか、林・部長は12月2日、放送事業も手がけるアメリカの総合情報サービス大手「ブルームバーグ」のインタビューで、日中が対立する情勢に関する見解を述べました。これを受け、ブルームバーグの記者が中国外交部にコメントを求めたところ、中国外交部の報道官は、「台湾は中国の一部であり、外交部長など存在しない」と述べています。
これに対し林・外交部長は、「私がここにいます」と応じ、台湾のパスポートであろうと、外交部長の名刺であろうと、「私たちは世界中を自由に移動できる」と強調。なぜなら、国家として必要な条件を台湾は備えており、中華民国は国際社会上で主権を行使する能力を有しているからだと述べました。
(編集:中野理絵/呂学臨/本村大資)