北部・台北市、新北市、桃園市は、来年(2026年)元日から、台湾で普及しているシェアサイクルサービス、YouBikeの「友愛接力(友愛リレー)」計画を試行します。満車で自転車を返せない自転車ポート(シェアサイクルポート)で借りたり、逆に無車状態の自転車ポートに返却したりした場合、利用者に5元(約25日本円)の騎乗券を与える制度で、混雑時間帯の車両調整を改善する狙いがあります。
きょう11日に行われた共同記者会見には、台北市交通局の常華珍・副局長、桃園市交通局の熊啓中・副局長、新北市交通局の呉政諺・技正が出席し、新制度として、「公共自転車の傷害保険加入を義務化(来年元日から)」、「『友愛接力』計画の試行」の2点を発表しました。
まず、傷害保険については、台北市交通局の謝霖霆・科長によりますと、3市いずれも加入率は9割を超えていますが、台北市では、登録されたものの、傷害保険未加入の交通系ICカードが約40万枚あります。来年元日以降、アプリや公式サイトで傷害保険加入手続きを完了していない場合、YouBike 2.0および電動アシスト車YouBike 2.0Eは借りられなくなります。
続いて「友愛接力(リレー)」計画について、運営会社・微笑単車(YouBike)のスポークスマンである林苑毓さんは、台北市だけでも1日約20万人が利用しており、人員や調整車両を増やしても、通勤・通学のピーク時には無車や満柱の状況が発生することがあると説明しました。そのため、フランスやアメリカの事例を参考に、利用者協力による自発的な車両分散を促す仕組みを導入することにしたと述べました。
林さんによりますと、来年元日からYouBike会員は特別な登録なしで同計画に参加できます。返却スペースがない(満柱)の自転車ポートで借りる場合、または自転車がない自転車ポートに返却する場合に、5元(約25日本円)の騎乗券が与えられます。10分以内で最大2回まで受け取ることができ、合計10元となります。
しかし、返却時はYouBike 2.0のみが対象で、電動アシスト車(2.0E)は対象外です。条件を満たした場合、騎乗券は翌朝7時までに自動的に会員アカウントに入り、設定不要で自動的に使用されます。有効期限は発行日から90日間です。
この計画は来年1月1日から6月30日までの半年間試行され、混雑時の「借りられる・返せる」率の向上を目指すということです。
(編集:王淑卿)