外交部(外務省)は9日、イタリア議会「台湾友好協会」のアレッサンドロ・カッタネオ(Alessandro Cattaneo)下院議員が、8日から12日まで超党派の議員団を率いて台湾を訪問していると発表しました。カッタネオ議員は、今回の訪問団は与野党6つの政党にまたがるメンバーで構成されており、歴代イタリア議会の台湾訪問団の中で最大規模だと述べ、イタリアが党派を超えて台湾に関心と支持を寄せていることを示すものだと強調しました。
外交部は9日午前に発表したニュースリリースで、カッタネオ議員が、イタリア議会のロベルト・トラヴェルシ(Roberto Traversi)下院議員、シモーナ・フラヴィア・マルペッツィ(Simona Flavia Malpezzi)上院議員、ヴァネッサ・カットイ(Vanessa Cattoi)下院議員、ファブリツィオ・ベンツォーニ(Fabrizio Benzoni)下院議員、エマヌエーレ・ロペルフィド(Emanuele Loperfido)下院議員、ジェロラモ・カンジャーノ(Gerolamo Cangiano)下院議員を率いて台湾を訪問していると発表。
カッタネオ議員は、台湾の政府からの招待に謝意を表した上で、今回の訪問を通じて台湾の多元的な社会についてさらに理解を深めるとともに、台湾とイタリア間の経済・貿易、人工知能(AI)、半導体、学術分野における交流と協力を共に深化させたいと指摘。また、イタリア議会が台湾海峡の平和と安定を重視する姿勢を引き続き示していくよう働きかけていくと述べました。
外交部の林佳龍・部長(外相)は9日、自身のFacebookの投稿で、8日にイタリア議会「台湾友好協会」による超党派訪問団の表敬訪問を受けたことを明らかにしました。また、昨年9月にイタリアで、中華民国台湾のイタリア大使館にあたる駐イタリア台北代表処庁舎改修工事の竣工式に出席した際、イタリア議会の16人もの議員が会場に駆け付け、台湾への深い友好の思いを示してくれたことを振り返りました。
林・部長はそして、台湾とイタリアは芸術分野での交流が活発であるだけでなく、産業面での協力も着実に成果を上げていると指摘。その具体例として、台湾のシリコンウエハーメーカーである「環球晶圓(GlobalWafers/グローバルウェーハズ)」が昨年、イタリア北部の都市・ノヴァーラ(Novara)で12インチ半導体ウエハー工場の開所式を行ったことを挙げ、これは台湾とイタリア間の半導体協力の象徴的な成果だ。今後も双方が各分野での協力を継続的に推進し、友好関係を深化させ、より多くの可能性を切り拓いていくことに期待を示しました。
外交部によりますと、訪問団は台湾滞在中に、蕭美琴・副総統、立法院(国会)の江啓臣・副院長、財政部(財務省)の阮清華・政務次長(副大臣)、デジタル発展部(デジタル省)の侯宜秀・政務次長、台湾の対中国政策を担当する大陸委員会(陸委会)の沈有忠・副主任委員らを表敬訪問する予定です。また、台湾の財団法人工業技術研究院(略称:工研院、ITRI)、新竹サイエンスパーク、STマイクロエレクトロニクスおよび人工知能(AI)関連の研究施設などを視察し、台湾のテクノロジー産業が持つ豊かな活力を実際に体感する見通しだということです。
(編集:豊田楓蓮/中野理絵/本村大資)