1月19日の「消防の日」を前に、頼清徳・総統は13日、総統府で2025年「鳳凰賞」の受賞者と面会しました。頼・総統は受賞者に祝意を示すとともに、国家を代表して全国の消防隊員、義勇消防隊(ボランティア消防団)、防火啓発関係者、救護、災害対応ボランティア、そして長年にわたり消防教育に尽力してきた教員らに対し、最大限の敬意と感謝を表しました。

頼・総統は、「鳳凰」は炎の中から蘇る勇敢さと強さを象徴すると述べ、皆さんの防災、救災における卓越した貢献は、チームワークを発揮するだけでなく、消防全体の戦力向上にもつながり、台湾社会の強靱性をより高めていると評価しました。近年、地球規模の気候変動の影響で極端な気象や複合型災害が頻発し、現場は一層危険で予測困難になっている中、消防関係者がためらうことなく、自らを顧みず人命救助に当たる精神と行動は、深い敬意に値すると述べました。
また頼・総統は、義勇消防隊(ボランティア消防団)、防火啓発関係者、救護ボランティア、各災害防止・救援団体が、平時は避難や防火の啓発を行い、災害時には救援や後方支援に積極的に参加し、政府や消防隊と力を合わせて、きめ細かな社会安全ネットを築いている点を高く評価しました。
頼・総統は、災害の発生時期を予測することはできないが、政府はより多くの力と資源を投入し、万全の備えを進め、現場で働く人々の「後ろ盾」になると強調しました。総統は次のように述べています。
頼・総統は、「現在、24項目の中期計画を承認し、285億元(日本円約1,430億円)を投入して装備の更新や施設の改善に加え、AI(人工知能)を活用した労働安全管理を導入し、各自治体によるドローンや救災ロボットの導入を補助している。テクノロジーの力で被害状況の把握と救援の効率を高め、第一線の人員のリスクを低減していく」と説明しました。
災害現場で起こり得る心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDへの対応についても、頼・総統は、政府が心理ケア体制の整備を進め、予算を投入してストレス検査やカウンセリングを提供し、第一線で活躍するヒーローたちの心の健康をより丁寧に支えていく考えを示しました。
消防人員については、2019年に掲げた「5年間で3,000人増員」の目標がすでに達成されており、2024年から2028年にかけて、さらに3,000人を増員し、消防、救災体制を一層強化すると述べました。また、合理的なシフト・休暇制度を継続して実施し、消防隊員の業務負担を軽減する方針を示し、消防隊員の健康と権利を守ることが、国家と国民の安全を守ることにつながると強調しました。
頼・総統は最後に、旧正月を控え、年末年始は消防業務が最も多忙な時期であるとして、国家を代表して職務を守り続ける消防関係者に対し、国民が安心して新年を迎えられるよう尽力していることに改めて感謝の意を表しました。
(編集:王淑卿/呂学臨/本村大資)