頼清徳・総統は13日、総統府でカナダ保守党の副党首であるメリッサ・ランツマン(Melissa Lantsman)連邦下院議員が率いる訪問団の表敬訪問を受けました。頼・総統は、中国が昨年12月末(12月29日から31日)に台湾周辺で大規模な実弾軍事演習を行った際、カナダ政府が台湾海峡の現状変更に反対する声明を発表したことに対し、深い謝意を表しました。頼・総統は、平和は極めて尊いものであり、戦争に勝者はいないと強調した上で、台湾は実力によって平和を勝ち取ることを堅持し、具体的な行動を通じて自己防衛の決意を世界に示していくと語りました。
頼・総統は、台湾海峡の平和と安定という現状を維持することが、各方面の利益に合致するだけでなく、国際社会の共通認識であることを改めて強調しました。
また、周辺国家に対する中国の軍事的脅威に直面するなか、台湾は「平和には代えがたい価値があり、戦争に勝者はいない」と深く信じていると強調しました。その上で、実力による平和を堅持し、国防予算の増額といった具体的な行動を通じて、台湾の自己防衛の決意を世界に示していくと語りました。
さらに頼・総統は、ここ3年間で台湾とカナダの協力関係は、経済・貿易、科学技術、海事など多くの分野で具体的な進展があったとし、これには「投資促進保護協定(FIPA)」や「科学技術・イノベーション協力協定」の締結が含まれていると指摘しました。世界がAI(人工知能)の新時代に突入する中、双方の経済・貿易協力がさらに深まることに期待を寄せ、特に「台湾カナダ貿易協力枠組み協定」の早期締結が実現すれば、双方の産業と国民にさらなる利益をもたらすと述べました。
ランツマン氏は挨拶の中で、カナダは台湾との関係を非常に大切にしており、台湾が不可欠なパートナーであることを十分に認識していると述べました。貿易、エネルギーの安全保障、サプライチェーンの強靭化において、台湾とカナダの協力がさらに強化されることを強く期待していると語りました。また、今回の訪台には明確な目的があり、それは台湾の人々に対し「カナダの議会には多くの友人がいる」と伝えることだと強調しました。そして、権威主義の拡大に対抗するため、経済、社会、制度の面で台湾とより強固なパートナーシップを築いていきたいと意欲を示しました。
(編集:呂学臨/王淑卿/本村大資)