外交部(外務省)の林佳龍・部長(外相)は15日、日本の衆議院議員訪問団の表敬訪問を受けた際、日本が台湾と早期に「自由貿易協定(FTA)」および「経済連携協定(EPA)」を締結するとともに、台湾の「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への早期加盟を支援することに期待を示しました。日本の衆議院議員で元内閣官房長官の加藤勝信氏は、台湾と日本は普遍的価値を共有する重要なパートナーであると述べました。
外交部はニュースリリースを通じて、林・部長は15日、加藤勝信衆議院議員のほか、同行した元復興大臣の西銘恒三郎衆議院議員、福原淳衆議院議員の表敬訪問を受けたと発表。双方は、地域情勢、経済安全保障の強靱性、台日間の各種交流に関する課題について意見交換を行ったということです。
林・部長は挨拶の中で、加藤氏が内閣官房長官在任中、台湾へのワクチン寄贈を後押しし、新型コロナウイルス感染症対策に大きく貢献したことに謝意を示し、台湾の人々は今なお深く感謝していると述べました。また、日本政府がこれまで重要な国際的な場において、台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し強調してきたことに対し、心からの謝意を表明しました。
林・部長はさらに、日本が台湾と早期に「自由貿易協定(FTA)」および「経済連携協定(EPA)」を締結するとともに、台湾の「CPTPP」への早期加盟を支援することに期待を示し、台日経済貿易関係を深化させ、地域の繁栄を共に促進したいと語りました。
林・部長はさらに、日本の高市早苗首相が打ち出した「日本成長戦略における17の戦略分野」と頼清徳・総統が掲げる「五大信頼産業(半導体、AI(人工知能)、軍事産業、セキュリティー産業、次世代通信)」には多くの共通点があると指摘。関連分野における台日間の交流と協力関係を今後も一層深めていきたいとの考えを示しました。
一方、加藤氏は挨拶の中で、台湾と日本は普遍的価値を共有する重要なパートナーであると指摘。また、東日本大震災および熊本地震の際に台湾が日本に温かい支援の手を差し伸べてくれたことに感謝の意を表するとともに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの際には、台湾が日本に対しマスクやパルスオキシメーター(皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置)、酸素濃縮器(空気を取り込み、高濃度の酸素を排出する医療機器)などの医療物資を提供したことに触れ、「困難な時にこそ真の友情が示された」と語りました。
加藤氏はまた、2024年の台湾からの訪日者数が延べ600万人を超え、2025年にはさらに10%以上増加していると指摘し、今後、台日間の人的交流および経済・貿易分野での往来が一層緊密になるとの見通しを示しました。
(編集:豊田楓蓮/中野理絵/本村大資)