日本・熊本県阿蘇市で20日午前、同市の観光施設から飛び立った観光遊覧用のヘリコプター1機の行方が分からなくなりました。警察と消防が同日午後、阿蘇山・中岳の第一火口付近で激しく損傷した機体を発見しましたが、台湾からの旅行者とみられる40代の男性と30代の女性、60代の男性操縦士1人の安否は21日午前の時点で確認されていません。事故が発生した中岳火口周辺は人気の観光スポットで、火口を間近で見学できる観光ヘリコプターは、現地を代表する観光アトラクションの一つとなっています。
事故の原因は現在も調査中だということですが、KKT熊本県民テレビの報道によりますと、これまでヘリコプター事故の調査に携わった経験のある元・運輸安全委員会・統括航空事故調査官の楠原利行氏は、今回の事故機であるロビンソンR44は機体構造が比較的弱いことに加え、火口周辺では下降気流や上昇気流が発生しやすく、気流が非常に乱れていると指摘。「一瞬の油断が原因でヘリコプターが墜落した可能性がある」と分析しているということです。
(編集:豊田楓蓮/本村大資)