旧正月を目前に控え、台湾の人々の海外旅行熱が一気に高まっています。最新のデータによりますと、2026年の春節期間中の海外航空券予約数は爆発的に増加。その中でも韓国の済州島(チェジュ島)は、予約数が前年の7倍以上に急増し、成長率トップを記録し、ダークホース的存在として一躍注目を集め、日本の札幌や福岡、韓国の釜山などとともに、春節市場をけん引しています。
この旅行需要の急増に対応するため、台湾北部の空の玄関口である、桃園国際空港ではすでに18日間にわたる特別輸送体制を整備。期間中の利用者数は延べおよそ274万人に達する見込みで、臨時便も179便増便される予定です。コロナ禍後で最も力強い海外旅行需要に対応すべく、輸送力を最大限投入します。
済州島(チェジュ島)が東京やソウルといった従来の人気都市を抑えて注目を集めた背景には、旅行の利便性と豊かな自然環境があります。旅行者からは、「中国語メニューがあり、言葉の面でも安心できる」、「大自然の景観があり、家族連れでも楽しみやすい」といった声が寄せられています。また、「レンタカーでの移動が比較的容易」で、「団体ツアー特有の強制的な買い物行程を避けられる」など、自由度の高さも、高品質な休暇を求める台湾の旅行者に支持されています。
こうした傾向は、台湾の人々の旅行先選びが、単なる知名度重視から、実際のリラックス感やコストパフォーマンスを重視する方向へと変化していることを示しています。
さらに興味深いのは、旅行計画の立て方にも変化が見られる点です。台湾の旅行者は平均して出発の75日前から予約を始めており、その計画性は日本やシンガポールなど成熟市場と同水準です。最近ではまず取得できる休暇日数を確定し、その範囲内で効率よく楽しめる都市を選ぶという「逆算型」の発想が広がっています。追加で休暇を取らない“軽旅行(ライトトラベル)”スタイルが定着しつつあり、短距離路線のアジア近距離都市が春節シーズンの人気を集めています。
(編集:王淑卿)