旧暦の正月(春節)が近づく中、台湾で新年を迎える香港の人々に、懐かしい祝賀ムードと互いを思いやる温かさを感じてもらおうと、台湾の対中国大陸政策を担う「大陸委員会(略称:陸委会)」と、台湾の対香港交流窓口機関である「財団法人台港経済文化協力策進会」が12日、北部・台北市にある香港人が経営するレストラン「十月茶餐廳」にて新春親睦会を開催しました。
陸委会の邱垂正・主任委員は台湾在住の香港人30名以上と円卓を囲み、香港の旧正月に欠かせない、1つの大きな鍋に縁起物の食材が盛り付けられた伝統料理「盆菜」を楽しみました。そして、台湾に移住してきた香港の人々が安心して暮らし、能力を発揮できるよう引き続き支援し、ともに台湾の民主主義と自由を守っていこうと強調しました。
邱・主任委員は、2019年以降、香港・マカオからすでに6万人以上が台湾で居留許可を取得し、1万2000人以上が定住許可を取得したと説明。台湾に移住した多くの香港人は、当初、戸惑いを感じていたものの、今では台湾社会に溶け込み、文化クリエイティブ、教育、メディア、飲食、医療、公共事業などの分野で活躍している。彼らは台湾社会の発展に活力と勢いをもたらしただけでなく、台湾の自由、民主主義、人権、法の支配といった価値観の守護者にもなっていると語りました。
そして、台湾在住の香港人へのケアと支援は、政府の重要な政策であると指摘。
陸委会は今後も、居住・定住に関する手続き支援をはじめ、文化・スポーツ活動、公益活動、生活適応支援など多様な取り組みを行い、各種相談や指導サービスを提供するとともに、地方自治体や地域社会の資源を結集して、ケアサービスネットワークを充実させていく。そうすることで、香港人が台湾で安心して生活基盤を築き、力を発揮して活躍できるよう支援していくと述べました。
(編集:中野理絵/豊田楓蓮/本村大資)