頼清徳・総統は旧暦の大晦日にあたる16日、恒例となっている、台湾北部・新北市金山区の承天宮を参拝、祈願しました。頼・総統は新年の施政目標について言及した際、台米間の関税協議が決着したことで、台湾経済の発展は新たな局面を迎えると述べ、立法院(国会)の与野党に対し、中央政府総予算を可決させ、台湾経済の発展に力を貸すよう呼びかけました。頼・総統はまた、旧正月明けの最初の出勤日に五院の院長を招いて茶話会を開く予定であると述べ、互いに意見を共有し、先入観を捨て、国家が直面する問題を円滑に解決できることに期待を示しました。
頼・総統は16日早朝、新北市金山区の承天宮を参拝した後、同じく金山区にある慈護宮を訪れて参拝・祈願を行いました。続いて新北市警察局金山分局を訪れ、持ち場を守る警察官を慰労しました。最後に新北市万里区中幅里の実家へ戻り、近隣住民に新年のあいさつを行い、旧交を温めました。
頼・総統は承天宮でメディアの取材に応じ、新年の施政目標について語った際、過去一年間のあらゆる業界の努力に感謝しており、台湾経済は素晴らしい成果を収めたと述べました。さらに、台米間の関税交渉はすでに合意に達している。今年の経済成長率について、行政院(内閣)主計総処は7.71%に達すると予測し、国際機関も8%を超えると見込んでいる。情勢は非常に良好で、台湾の経済発展は新たな局面を迎える。引き続き政権チームを率いて努力を重ねるとともに、立法院に対し、今(2026)年度の中央政府総予算案を速やかに可決し、経済発展を後押しするよう求めると語りました。
頼・総統は、「そのため、私はチームを率いて、休むことなく各種の経済建設を推進し、わが国の経済が持続的に発展できるよう取り組んでいく。したがって、立法院の与野党各党団に対し、予算案をしっかりと審査し、できるだけ早く審議を完了させ、台湾経済の発展に力を貸してほしい」と話しています。
頼・総統はまた、「台湾は経済が良好であるだけでなく、国家もより安全でなければならない。そのため政府は、8年間で総額1兆2,500億台湾元(日本円約6兆1100億円)の国防特別予算を提出した」と改めて強調。頼・総統は、日本の2026年の国防予算は総額で1兆8,000億台湾元(日本円約9兆353億円)、韓国は1兆4,000億台湾元(日本円約7兆5000億円)に達しており、いずれも台湾を上回っている。台湾の経済力をもってすれば、この特別予算を編成し、国家の安全を守る能力は十分にあると指摘しました。そのうえで、とりわけ中国の脅威に直面する中、自立自助が不可欠であり、自ら助けてこそ他者の助けも得られる。さらに、集団防衛と責任分担によってこそ、インド太平洋地域の平和と安定を確保することができると述べました。
頼・総統はまた、新たな一年において、中小零細企業が直面する諸問題に引き続き関心を寄せ、国民の暮らしをよりしっかりと支えていくとし、「国をより安全に、経済をより発展させ、国民が安心して暮らし、生業に励むことができる社会を実現する」と強調しました。
そのほか、頼・総統は、旧正月明けの最初の出勤日に五院の院長を総統府に招いて茶話会を行うことも明らかにしました。頼・総統は、特定の議題や目標は設定していないが、総統と五院の院長はいずれも重要な憲政機関の責任者であり、国の発展に対して重大な責任を担っている。茶話会を通じて全国民に新年の挨拶を届けるとともに、互いに祝福し合い、意見を共有することで先入観を捨て、協力を促し、国家が直面する問題を円滑に解決し、国がより着実に、より遠くへ歩んでいけるよう期待していると述べました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)