南米に位置する国交樹立国パラグアイに設置された「台湾パラグアイ・スマートテクノロジーパーク」への企業誘致の進展について、外交部(外務省)は、台湾企業の進出を促し、南米南部共同市場(メルコスール)でのビジネス機会を開拓するため、土地賃料の優遇措置を提供していると明らかにしました。すでに2社が進出に成功し、紡績や食品関連企業など複数の企業も進出に関心を示しています。外交部は今後も海外の産業パークを通じて台湾企業のグローバル展開を支援し、「国交国との関係強化」、「国交国の繁栄」、そして頼清徳・総統が掲げる「経済日不落国(経済分野において「台湾を太陽の沈まぬ国」にする政策)」の実現を推進していく方針です。
外交部が進める「栄邦計画(友好国繁栄プロジェクト)」の重点事業である「スマート産業パーク海外モデル計画」では、パラグアイの台湾パラグアイ・スマートテクノロジーパークを代表的なモデルと位置付けています。このため、国内の工業団地と同様の優遇措置「006688」を導入し、入居企業に対し、最初の2年間は土地賃料を免除、3年目と4年目は4割引、5年目と6年目は2割引とする優遇措置を提供しています。
外交部国際協力及び経済事務司(局)の葉至誠・司長(局長)は、この優遇措置は2025年3月に行政院(内閣)の承認を受けて以降、すでに台湾企業が適用を受けていると説明しました。また、外交部は今後もより多くの企業の進出を後押しし、南米南部共同市場でのビジネス機会の開拓を支援していくとしています。葉・司長は次のように述べました。
葉・司長は「現在までに、成運自動車製造と高斯椅業の2社がすでに進出し、賃貸契約を締結して「006688」の租税優遇措置を受けている。このほかにも、紡績や食品関連など複数の企業が進出への意向を示しており、外交部および在外公館が企業の申請手続きを引き続き支援している」と説明しました。成運自動車製造(マスター・トランスポーテーション・バス・マニュファクチュアリング)は、電気自動車(EV)や電動バス大手です。高斯椅業(Gauss Furniture)は、公共施設や商業スペース向けの専門的な椅子(公共座席)の設計・製造・販売を行う企業です。
また、外交部の林佳龍・部長(外相)も同パークの協力計画の進展を重視しており、昨年、国家科学及び技術委員会の呉誠文・主任委員との閣僚会議において、パラグアイ政府と連携し、進出企業に対するワンストップサービスを提供する方針を決定しました。これにより、現地での先進的な運営体制を構築し、パラグアイを「南米の台湾」とすることを目指しています。
(編集:王淑卿/呂学臨/本村大資)