旧暦の新年を迎えましたが、国防に休みはありません。国民が良き旧正月(春節)を迎えられるよう、陸軍では先ごろ、春節期間の戦備強化演習を実施しました。この演習では、空中・地上の多様な武器搭載車両に加え、野戦防空システム「陸射剣2型ミサイル」や、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」、攻撃型無人機といった最新装備を組み合わせ、地空連携及び歩兵・戦車協同による統合作戦能力を示しました。
演習は春節期間中の中国軍による奇襲攻撃を想定したもので、台湾海峡の中間線に展開していた中国の075型強襲揚陸艦から武装ヘリコプターや輸送ヘリコプターが発進し、兵力を輸送して中部の主要空港へ迫り、さらに現地の協力者と連携し管制塔などの重要施設を攻撃するというシナリオで行われました。
陸軍は、様々な新型装備が徐々に導入されていることを受け、部隊の迅速な反撃能力や縦深攻撃能力、そして統合作戦能力を検証するため、「陸射剣2型ミサイル」や「HIMARS(ハイマース)」システムを特別に演習に参加させたと説明。演習に参加した将兵は、今回、「HIMARS(ハイマース)」が配備されて以来初めて他軍部隊と共同で演習に参加したものであり、部隊にとっても非常に良い経験となったと指摘しました。
また特筆すべきは、今回の演習で、陸軍が偵察型無人機を投入して戦場の偵察や目標指定を行っただけでなく、同時に攻撃型自爆無人機を投入して模擬目標の気球に衝突させ、無人機の戦場運用能力を実証したという点です。
陸軍は、近年の敵の脅威の性質の急速な変化に対応するため、継続的な実戦訓練の改善だけでなく、新装備と新技術の導入を通じて、部隊全体の防衛の強靭性と作戦効率を全面的に向上させたいと指摘し、国民に対し、陸軍への先進的な武器装備の配備を支持するよう呼びかけました。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)