今年(2026年)は、1959年3月10日のチベット蜂起67周年にあたり、台湾在住のチベット人団体と台湾の市民団体も国際的な提唱に参加し、台湾で関連するイベントを開催しています。
2月に始まった「為西藏自由而騎(Cycling for a Free Tibet/チベットの自由のためのサイクリング)」イベントに加え、台湾チベット福祉協会、チベット青年会議台湾分会、チベット台湾人権ネットワークなど、20近い台湾の市民団体が4日、記者会見を開き、7日に大規模なデモ行進を行うと発表。今回の行動は、転生制度の決定権はダライ・ラマにのみ帰属し、いかなる政治勢力も干渉する権利はないということ、そして中国によるチベット人、台湾人、ウイグル人、モンゴル人、香港人、および海外の市民社会に対する越境弾圧行為を厳しく非難するという2つの主要な要求に焦点をあてるということです。
ダライ・ラマ・チベット宗教基金会のケルサン・ギャルツェン(Kelsang Gyaltsen)会長は4日、今回のデモ行進は国際社会に苦しみを訴えるためでも、チベット人がどれほど多くの苦しみを受けたかを訴えるものでもない、チベット人が受けた歴史的痕跡はすでに世界の記憶に刻まれていると語り、彼らが今日立ち上がったのは、自由で民主的な台湾で暮らす全ての人々に対し、今あるすべてを必ず大切にし、守り抜くよう呼びかけるためであると強調しました。
ギャルツェン氏はまた、毎年3月10日を記念することは、歴史の傷の痛みを記憶するためだけでなく、チベット人が全体主義的抑圧のもとでもなお、信仰、文化、そして民族の尊厳をゆるぎなく守り続けてきた証でもあると強調。台湾社会に対し、この強い意志を伝えるとともに、同時に、越境弾圧に反対し、転生制度の自主を守り、チベット人民、ウイグル人民、そして自由を求める民族と共に立ち上がり民主主義の防衛線をしっかりと守るよう呼びかけました。
今年のデモ行進は、7日午後1時から行われ、チベット蜂起の日の10日夜には、北部・台北市の中正紀念堂の自由広場でも引き続き集会が行われます。主催団体は、自由を大切にするすべての人々に立ち上がるよう促し、チベットのためだけでなく、台湾と民主主義の防衛ライン全体のために声をあげるよう呼びかけています。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)