頼清徳‧総統は9日午前、総統府にて「第28回全国商店優秀店長」の表敬訪問を受けました。頼‧総統は挨拶の中で、台湾経済の持続的な発展は、各企業および店長の皆さんの努力の賜物である。労働政策と産業の高度化・転換を相互に進める中、政府としても企業がAI(人工知能)を積極的に活用して経済効率を高めることを奨励していると紹介。優れた店長は、まさにブランドの魂であると強調し、AIを取り入れる店長こそが、産業をリードする存在になると信じている。すべての優秀な店長が積極的に取り組むことへの期待を示しました。
頼‧総統は、フランチャイズチェーン産業は中小・零細企業が中心で、小売や飲食をはじめ、不動産売買、インターネット関連産業から日常のあらゆる分野にまたがっている。店舗は全国各地に広がり、24時間体制のサービスを提供することも珍しくない。市民に最も身近な存在として生活の利便性を高めるコミュニティのパートナーであるとともに、台湾経済の発展を牽引する重要なエンジンでもあると述べました。また、すべての受賞者を祝福し、サービス業において卓越性を追求する模範であると称えました。
頼‧総統はさらに、台湾の昨年(2025年)の経済成長率は8.68%に達し、過去15年間で最高を記録した。特に昨年第4四半期には、小売業の売上高が前年同期比1.43%増加、飲食業は3.54%増加しており、国際情勢が不安定な中にあっても、台湾の商業・サービス業が高い強靭性と持続的な成長力を備えていることが示された。こうした成果は、各企業や店長の皆さんの努力の賜物であると述べました。
頼‧総統は、行政院主計処が今年(2026年)の経済成長率を7.71%と予測していることに触れ、台湾経済は今後も着実に発展していくとの見方を示しました。その上で、労働政策と産業の高度化・転換を相互に進める中、政府も企業がAIを積極的に活用して経済効率を高めることを奨励している。すべての優秀な店長がAIを経営に積極的に導入し、国民がより良いサービスを享受できるようになることを期待すると強調しました。
頼‧総統は、「経済部(日本の経産省に相当)もすでにサービス業のAI高度化プランを始動し、企業によるAIソフト・ハードウェアの統合的な活用の導入や、サービス業におけるAI人材の育成を支援している。ここに集まった優秀な店長たちには、ぜひ積極的に参加してもらいたい。優れた店長は、まさにブランドの魂である。AIを取り入れる店長こそが、産業をリードする存在になる」と話しています。
頼‧総統はまた、政府は賃上げと研修による能力向上の両面から、サービス業が広く直面する人手不足の課題を解決していくと説明。また、労働者の最低賃金はすでに10年連続で引き上げられており、月額賃金は2016年の2万8台湾元(約9万9,500日本円)から昨年の2万9500元(約14万6,600円)に引き上げられ、企業による従業員への賃上げを後押ししてきた。今年さらに最低賃金が引き上げられれば、3万元(約14万9,100円)を超えることになると指摘しました。
頼‧総統はこのほか、労働部(日本の厚労省に類似)も労働者の安定した雇用を支援する関連施策を打ち出している。アメリカの相互関税政策の影響により受注が継続できなくなった企業があれば、政府はすでに賃金補助のための予算を計上しており、企業が困難を乗り越えられるよう支援していくと述べました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)