東日本大震災から15年の節目となった11日、南部・高雄で震災をはじめ、その後に日本で発生した災害などに対する、台湾からの支援に感謝を示すためのイベント「感謝台湾 日台友好の夕べ」が行われ、台湾在住の日本人など約150名以上が参加し、改めて日台の絆・友情を表現した。
イベントはジャーナリストの野嶋剛さんや作家・女優として活躍する一青妙さんらが発起人となり、台湾への感謝を示すために実施した自転車による台湾一周ツアーの一環。日本と台湾のサイクリスト33名が参加したツアーは7日に北部・台北の総統府前を出発し、台湾を時計回りに北東部・宜蘭県、東部・花蓮県、南東部、・台東県、台湾最南端の屏東県を経て、11日に南部の高雄に到達した。

このイベントを企画した野嶋さんは挨拶で、企画理由として次の3つを挙げた。
ひとつ目は「台湾の温情に感謝すること」、2つ目は「日台友好の促進を進めること」、3つ目に「台湾の自転車観光の魅力を日本社会に伝えること」。
野嶋さんはさらに、イベントを南部の高雄で開催した理由に触れ、南台湾の対日感情は台湾の中で最も良好であるにも関わらず、これまでこの種のイベントの多くは台北で行われており、ある種の不満を感じていたと説明。
その上で、南台湾の人たちは間違いなく先頭に立って日本を応援してくれた。そのため、この自転車による台湾一周計画を立てた時から3月11日に高雄でイベントを開くことを決めていた。今日こんなにたくさんのみなさんと、ここで会えたことは感激以外の何者でもない。台湾と日本は真の友人であるということを、この活動を通して台湾のみなさんに伝えたいと強調した。
イベントでは日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長、頼瑞隆・立法委員、屏東県の黄国栄・副県長、アメリカの対台湾窓口機関、アメリカ在台協会(AIT)高雄事務所のニール・ギブソン所長らが来賓として挨拶。日本台湾交流協会台北事務所の高羽陽副代表が乾杯の音頭を取った。
このほか、ステージパフォーマンスも用意され、高雄在住のマントラ歌手、伊藤佳代さんや屏東在住の三味線演奏家、志甫一成さん、ミュージシャン、俳優、Rti台湾国際放送のラジオパーソナリティなどマルチに活躍する馬場克樹さん、屏東県満州の小学生らを中心とした屏東県満州民謡協進会と河合一家のみなさんがパフォーマンスを披露。イベントの最後には台湾と日本の時を越えた愛を描いた映画、「海角7号/君想う、国境の南」で使われていたシューベルトの「野ばら」の合唱で幕を閉じた。

自転車による台湾一周ツアーは7日に北部、台北を出発し、15日まで9日間をかけ台湾を一周することになっている。
(編集:本村大資)