ブラジルの台湾における出先機関、ブラジル商務弁事処(大使館に相当)のルイス・クラウディオ・ヴィラファニェ・ゴメス・サントス(Luís Cláudio Villafañe Gomes Santos)代表が先日、インタビューの中で「台湾は中国の一部である」と発言したことに対し、行政院(内閣)の卓栄泰・院長(首相)は14日、台湾側として抗議を申し入れるとともに、この事例を通じて中華民国が台湾にあることは不変の事実であることを全世界に伝えたいと述べました。
サントス代表は最近メディアインタビューで、台湾は中国の一部であり、大多数の国が台湾を独立国家として承認していないと指摘、台湾の最大野党・国民党の主席も同様の見解を持っているため、「ブラジルがなぜ異なる意見を持つ必要があるのか。あなた方自身でさえ明確な合意ができていないではないか」と批判しました。
これに対し、卓・院長は14日、立法院(国会)での答弁を前に取材に応じ、主権の問題については外交部(外務省に相当)が既に応答しているとした上で、必要な抗議を行うとともに、今回の件を通じて中華民国が台湾にあることは不変の事実であることを全世界に示したいと表明しました。
外交部はサントス代表が以上の発言を行ったことを受け、13日、直ちにサントス代表に対し厳重な懸念と抗議を伝えました。また、国際法に基づき、外交使節には駐在国の内政に干渉しない義務があるとして、同代表に注意を促しました。
(編集:呂学臨/王淑卿/本村大資)