台湾の国家通信社・中央通訊社が14日に報じたところによりますと、中華民国台湾の駐カナダ大使館に相当する、駐カナダ台北経済文化代表処と、カナダのアメリカ大使館は14日、カナダのオタワで「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」国際ワークショップ「サイバー戦における重要インフラの防護(Guarding Critical Infrastructure Amid Cyber Warfare)」を共催しました。曽厚仁・駐カナダ代表(大使に相当)をはじめ、台湾、アメリカ、カナダ、日本、オーストラリア、フィンランド、リトアニア、エストニアなど各国の政府関係者や専門家が出席し、重要インフラのレジリエンス維持の戦略的意義について議論を交わしました。
GCTF国際ワークショップがカナダのアメリカ大使館会議ホールで開催されるのは今回が初めてで、アメリカ国務省サイバー空間・デジタル政策局のジョン・ミルズ(John Mills)副次官補が基調講演を行い、カナダ・グローバル連携省のサイバー技術・民主的レジリエンス局長を務めるジリアン・フロスト(Gillian Frost)氏が閉会の辞を述べました。
ワークショップでは、サイバーガバナンス、新興技術がもたらす課題、海底ケーブルのレジリエンスをテーマに、計3つのパネルディスカッション及び質疑応答が行われました。
カナダ政府の関係省庁の官僚、各国外交使節団、国会及び学術界から100人を超える参加者があり、その半数以上は約20カ国の政府関係者でした。会場は満席となり、活発な意見交換が行われ、GCTFの活動に対する各国の重視と支持が改めて示されました。
ワークショップの冒頭では、GCTF正式パートナー国の駐カナダ代表らが挨拶を行いました。曽・代表のほか、ピート・ホクストラ(Pete Hoekstra)駐カナダ・アメリカ大使、ケイト・ローガン(Kate Logan)駐カナダ・オーストラリア高等弁務官、石井秀明・駐カナダ日本公使、デイブ・プロジャー(Dave Prodger)駐カナダ・イギリス副高等弁務官が登壇。カナダ・アジア太平洋財団(Asia Pacific Foundation of Canada)研究・戦略担当バイスプレジデントのヴィナ・ナジブラ氏(Vina Nadjibulla)がモデレーターを務め、登壇者を紹介しました。
曽・代表は挨拶の中で、サイバーレジリエンスは極めて重要であると指摘し、台湾は1日平均250万回を超えるサイバー攻撃を受けており、政府は「全社会アプローチ」で国家安全保障と重要インフラの防護に取り組んでいると述べました。サイバー攻撃の手口がますます巧妙化する中、理念の近い国々が連携することが不可欠だと強調。また、海底ケーブルについても、各国との防護協力をさらに深化させていきたいとの期待を示しました。
GCTFは、グローバル及び地域的な課題に対応するため、台湾とアメリカが2015年に共同で立ち上げた革新的なプラットフォームで、その後、日本、オーストラリア、カナダなどが順次参加しています。
(編集:許芳瑋/中野理絵/本村大資)