最大野党・国民党の鄭麗文・主席が中国訪問を終えるタイミングで、中国共産党中央委員会台湾工作弁公室は直ちに台湾に対する10項目の優遇措置を発表しました。その一つに中国と台湾の間を結ぶ直行便の全面的な再開・正常化が盛り込まれています。消息筋によりますと、中国側の「海峡両岸航空運輸交流委員会」が「台北市航空運輸商業同業公会(同業組合)」を通じて台湾側に書簡を送り、台湾海峡両岸旅客直行便の速やかな全面再開を呼びかけたことが分かりました。
これに対し、行政院(内閣)は16日、確かに書簡を受け取ったことを認めました。しかし、行政院の李慧芝・報道官は、政府は両岸の健全で秩序ある交流を歓迎するとしながらも、現段階における両岸直行便の実際の需要は想像しているほど高くはないと回答し、書簡の受領後は実務的な評価を行うと述べました。
交通部(交通省)はさらに、現行の両岸路線の運航能力は現在の旅客需要を満たすことができており、供給不足の状況はまだ現れていないと指摘しました。今後は引き続き両岸の人流の変化を注視し、実際の需要に基づいて適時フライトの配置を調整し、輸送の安定を維持していく方針です。
(編集:呂学臨/本村大資)