頼清徳‧総統は22日、アフリカに位置する国交樹立国・エスワティニ王国訪問に出発する予定です。外交部(外務省)は20日、エスワティニ以外のアフリカ11カ国の40名あまりの地域横断的かつ党派を超えた要人が、書簡やソーシャルメディアへの投稿、メッセージの送信などの形で、頼‧総統にとって初めてとなるアフリカ訪問に対して熱烈な歓迎の意を表したと発表。そして、台湾が「栄邦計画(友好国との関係を強化し、相手国の発展を促すもの)」を通じてアフリカと共に産業の強靱性を築き上げていることに対しても、一様に高い評価を示したとして、外交部は、アフリカの友人たちによる揺るぎない支持と深い友情に対し、心からの謝意を表すると発表しました。
外交部によりますと、頼‧総統のアフリカ訪問を歓迎するアフリカ11カ国の40名あまりの要人は、サハラ砂漠より南のアフリカの各地域にまたがり、ボツワナ、中央アフリカ共和国、コンゴ、コートジボワール、ケニア、マラウイ、ナイジェリア、ソマリランド、南アフリカ、ウガンダ、ジンバブエなどの国々が含まれています。このうち、ソマリランドの外務省は公式アカウントでソーシャルメディアに投稿し、ソマリランド政府を代表して頼‧総統のアフリカ訪問を歓迎する意を示したということです。
外交部は、このような地域を超え、党派を超えた歓迎と支持は、台湾が掲げる「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」という互恵モデル、ならびに台湾とエスワティニが経済、情報通信(ICT)、エネルギー、農業、公衆衛生・医療などの重要分野で展開している協力関係が、アフリカ諸国が現在直面している変革のニーズに合致していることを示すものであり、多くのアフリカ諸国のリーダーから高く評価され、歓迎されていると捉えています。
外交部はまた、頼‧総統の今回のアフリカ訪問は、わが国が国交樹立国およびアフリカに関する諸課題を重視している姿勢を示すものであるのみならず、各国のリーダーや各界の要人との関係をさらに深め、台湾とアフリカの友好関係に新たな原動力をもたらすものになると指摘。外交部は今後も「踏実外交(着実で堅実な外交)」の精神を堅持し、アフリカ各国との多様な分野におけるパートナーシップを積極的に拡大していく方針を示しました。
外交部の林佳龍‧部長(大臣)は20日、メディアのYouTubeチャンネルの単独インタビューに応じた際、中国は今年から、エスワティニを除くアフリカの53カ国に対して関税免除措置を与え、多くの援助も提供している。これは台湾にとって圧力となるものではあるが、台湾とエスワティニの関係は堅固であり、エスワティニだけが突出した状態を保ちながら、「台湾モデル」による栄邦計画を通じて、両国関係を引き続き深化させていくと語りました。
林‧部長は「中国の一帯一路、デジタルシルクロードといった取り組みは、実際に支援しなければならない国が非常に多く、すべての国に十分な支援を均等に配分することが必ずしも最善とは限らない。割り算すれば、中国による支援は53カ国に分散される一方で、我々は1カ国、つまり全てを注ぎ込んでいるため、支援の点で対比できる」と話しています。
頼‧総統の今回の外遊は、他国を経由せず直行便で向かうという形式が採用されていますが、それでも「外遊の途中でアメリカを経由するのか」をめぐる議論が生じています。これについて林‧部長は、アメリカは頼‧総統が将来的に、慣例に従って経由地を訪問することを歓迎している。「この点については我々は自信を持つべきだ」と強調し、機が熟したら対外的に説明すると答えました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)