国防部(防衛省)が実施する中華民国国軍の年度定例軍事演習「漢光42号」兵棋演習、および「行政院(内閣)中央聯合応変センター(CJEOC)」による兵棋演習が、12日から21日まで合同で実施されています。国家安全保障会議(国安会)は18日、アメリカの対台湾窓口機関、アメリカ在台協会台北事務所(AIT/T)のレイモンド・グリーン(Raymond Greene)所長(大使に相当)が17日に招待を受け、中央聯合応変センターの演習会場を視察したと発表しました。台湾の全社会防衛強靭性の整備状況や、省庁横断型の協力体制・対応メカニズムの運用について、現地で理解を深めたということです。AITは、今回の演習が国軍の年度定例軍事演習「漢光演習」と連動し合同で実施されたものであり、台湾が全社会強靭性の強化に向けた取り組みを進める上での重要な一歩を象徴するものだとしています。
国家安全保障会議は、アメリカ側が長期にわたり台湾の自主防衛能力を重視し、全社会防衛強靭性の強化に向けた取り組みを強く支持してきたほか、近年の全社会防衛強靭性の進展についても高く評価し、支持を示している指摘しました。さらに、現在の地域情勢や日々高まる安全保障上の課題を踏まえ、アメリカはこうした演習を通じて台湾が自衛能力および全体的な抑止力を継続的に強化していくことを歓迎しているとし、今後も台湾は演習や国際交流・協力を通じて、危機対応能力の一層の深化を図っていく方針を示しました。
国家安全保障会議は、今回の演習が「軍民統合」の5つの主要分野に焦点を当てており、具体的には「避難・退避」、「医療後送および医療体制の拡充」、「統合交通輸送指揮」、「戦略コミュニケーション」、「利敵行為の防止」の5項目だと説明。また、今回の演習は国内における社会全体の防衛における重要な推進であるだけでなく、国際的なパートナーからも高い関心が寄せられていると強調しました。
AITはSNSで、グリーン所長がAITチームとともに行政院中央聯合応変センターにおける初の民間防衛対応演習を視察したと発表。今回の演習は、主に省庁横断型の連携・調整能力を訓練し、危機発生時における台湾の緊急対応力および指揮体制の運用強化を目的としていると指摘。そして、同演習は年次演習である「漢光演習」と連動して合同で実施されており、台湾が全社会強靭性の推進において重要な一歩を踏み出したことを示すものだと強調しました。
(編集:豊田楓蓮/許芳瑋/本村大資)