「アフリカ連合経済・社会・文化理事会 (AU ECOSOCC) 」のルイス・シェイク・シソコ(Louis Cheick Sissoko)議長は5月3日、SNSに「最近の外部勢力によるアフリカ諸国の領空へ干渉に憤りを感じている」と投稿しました。これに対し、外交部(外務省)は4日、シソコ議長が、頼清徳・総統のエスワティニ訪問日程が一部アフリカ諸国による上空通過許可の取り消しによって延期された件に関心を示し、各国に対し自国の領空主権を保持するよう公に呼びかけたことに、高い評価と感謝の意を表すると表明。また、シソコ議長の、アフリカ諸国の主権を擁護し、外部勢力による不当な干渉を拒否するという確固たる立場に深く賛同すると発表しました。
頼・総統は当初、4月22日に訪問団を率いてエスワティニを訪問する予定でしたが、出発前日に専用機の上空通過許可がセーシェル、モーリシャス、マダガスカルの3カ国により予告なく突然撤回されたため、日程を延期せざるを得なくなりました。しかし、各界の尽力を経て、頼・総統は5月2日にエスワティニに到着し、公式訪問を開始しました。
外交部は、「アフリカ連合経済・社会・文化理事会」のシソコ議長が投稿の中で、国家主権は妥協の対象になり得ないことを明確に強調し、各国に対し協力相手を選択する自主権を尊重するよう呼びかけた。この投稿は、頼・総統の外遊が阻まれたことに対する力強い支持の声であるのみならず、外部干渉による強権的な行為で弱者を圧迫するという問題の核心を的確に指摘するものであると指摘。同時にアフリカのオピニオンリーダーが外部勢力の干渉を断固として拒否し、国際社会における公平と正義を擁護するという揺るぎない信念を十分に示すものであると指摘しました。
外交部はまた、「アフリカ連合経済・社会・文化理事会」はアフリカ連合とアフリカ市民社会との対話メカニズムとしての役割を担っているとし、シソコ議長のこの発言は、外部の覇権によるアフリカ支配という現象に対し、アフリカ市民社会がすでに目覚めつつあることをより明確に示すものであると指摘。さらに、中華民国台湾、アフリカ各国およびアフリカ連合はいずれも国家主権と自主性を高く重視しており、対等かつ互恵的な国際関係の構築に努めているとしています。
外交部の蕭光偉‧報道官は、「台湾は引き続き理念の近い国々との協力を深化させ、民主主義の価値を堅持するとともに、実務的かつ着実な方法で国際参加の空間を広げていく」と話しています。
外交部は、特定の国家が政治的影響力を航空および経済・貿易の分野にまで広げ、国際的な慣例を破壊しようとする意図に直面しても、我が国は決して怯むことなく、引き続きアフリカの友好国および友人たちとの協力を深化させ、対等な交流の原則を共に擁護する。あらゆる形態の外交的威圧に断固として立ち向かい、尊重と信頼に基づく国際秩序を共に守っていくと、改めて強調しました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)