アメリカ西部・ワイオミング州のマーク・ゴードン(Mark Gordon)州知事率いる訪問団が台湾を訪問。外交部(外務省)の林佳龍・部長(大臣)は13日、SNSに投稿し、12日にゴードン州知事らを招き食事会を行ったことを明かしました。林・部長は、台湾とワイオミング州は互いの優位性を補完し合っており、さらに多くの分野での協力を模索することができるとし、今後、双方が交流を更なる実質的な協力へと発展させ、エネルギー技術や人材育成から産業の強靭性に至るまで、より安全で、持続可能な未来へ向けて共に歩んでいくことへの期待を示しました。
ゴードン州知事は昨年(2025年)4月に初めて台湾を訪問しており、今回が二度目の訪台となります。林・部長は、これはアメリカの地方政府が台湾とアメリカの関係深化を重視していることの表れであると記しました。
林・部長は、ゴードン州知事の今回の訪台には重要な進展があったと指摘。昨年、ワイオミング州エネルギー局と台湾量子コンピュータ・情報技術協会が協力覚書を締結したことを受け、双方はさらに、ワイオミング大学と、台湾の国立中央大学、国家原子能科技研究院、工業技術研究院などの機関が、エネルギー技術および先端技術の分野における協力を進めていることを明かしました。
林・部長はさらに、ワイオミング州は、水素エネルギー、二酸化炭素回収・貯留(CCS)、小型モジュール炉(Small Modular Reactors、SMR)、重要鉱物などの分野で優位性を持っている。一方、台湾は半導体、ハイテク製造、産業応用において実力を有している。双方の優位性を互いに補完し合うことで、エネルギー安全保障、ネットゼロへの移行、そしてサプライチェーンの強靭性という共通の課題においてさらに議論が進められることになるだろうとの見方を示しました。
林・部長は同時に、ワイオミング州議会が2023年から4年連続で台湾に友好的な決議を可決し、台湾の国際社会への参加を支持し続けてくれていること、台米間の二国間貿易協定の締結を支持していることへの感謝の意を表し、これら具体的な行動こそが、台湾とアメリカの地方パートナーシップを示す最も有力な証明であると記しました。
ゴードン州知事は、台湾とワイオミング州は実はとても多くの共通点がある。双方の人々はどちらも勤勉で現実的であり、起業家精神も持ち合わせている。特に中小企業を重視している。これにより、双方の協力は単なる政府間の交流だけでなく、人と人の深い繋がりにもつながるだろうと語ったということです。
(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)