与党・民進党は13日に開かれた党の中央執行委員会会議終了後、比例代表選出の立法委員(国会議員)である沈伯洋氏を北部・台北市長選挙の党公認候補に正式に指名しました。沈氏は、2期目を目指す現職の蒋万安・台北市長と戦うことになります。民進党主席を兼任する頼清徳・総統も自ら沈氏に選挙用のたすきを掛け、沈氏について「台北市長にふさわしい唯一無二の人物だ」と強調しました。
頼・総統は、沈伯洋氏は学歴・経歴ともに豊富で一流の人材であり、民主主義の重要性を深く理解している人物だと述べました。同時に、沈氏は社会生態学の博士号を持つことから、今後の都市ガバナンスにおいては、生態系や社会のエンジニアという観点から取り組むことができる。これはこれまでのどの県長(県知事)・市長とも異なり、領域横断型の統治能力を備えた人材であると強調しました。
頼・総統はまた、沈氏は幅広い国際的視野を備えており、これは台北市の行政運営において極めて重要である。台湾はすでに世界へと歩み出しており、台北は台湾の首都として、後れを取ってはならず、ましてや方向性を誤ってはならないと述べました。
指名された沈伯洋氏は、自身は生粋の台北人であり、台北は心の拠り所であるため、故郷のために尽力したいと述べました。また、台北は台湾で最も条件の良い都市である一方で、人口流出、市政の計画不足、交通渋滞、環境衛生などの問題が市民の懸念となっていると指摘しました。
沈氏はさらに、都市にとって最も恐ろしいのは傷そのものではなく、絆創膏を貼るだけで問題を覆い隠し、より深い危機を見過ごしてしまうことであると強調。学者として、父親として、そして政治に携わる者として立ち上がり、市民に何が必要かを伝えるべきだ。今後、積極的に地域を回り、市民と対話しながら、多くの声に耳を傾け、支持獲得を目指すと述べました。
(編集:許芳瑋/中野理絵/本村大資)