「TSUTAYA」などの運営を手掛ける日本のカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と同社の台湾法人である台湾蔦屋は5月16日、北部・台北市の松山文創園区に「TSUTAYA BOOKSTORE 松煙店」をオープンする。これに先駆け、台湾蔦屋は14日に内覧会および記者会見を開催。挨拶に立った台湾蔦屋の大塚一馬董事長は、「松煙店を同社の海外店舗として初となる直営にした理由は、日本と台湾の文化交流のためだ。我々は台湾のことをリスペクトし、さらに日本と台湾がともに両国で盛り上がることを真剣に願っている。この松煙という素晴らしい場所で店舗を運営できることに感謝しながら頑張って行きたい」と抱負を述べた。
記者会見には日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)、中華民国(台湾)外交部・亜太平洋司の張淑玲・総領事、台北市文化局の蔡詩萍・局長など数多くの来賓が出席し、台湾と日本の交流に対する関心の高さと重要性を改めて印象づける場となった。

挨拶に立った台湾蔦屋の大塚一馬董事長
また、記者会見では台湾蔦屋とJR東日本台湾商業開発が今後、台湾と日本の文化、そして魅力を改めて見つめ直し、ともに発信していくことを目的とする協力覚書が締結され、台湾蔦屋の大塚一馬董事長とJR東日本台湾商業開発の濱野芳行総経理が覚書を取り交わした。
松山文創園区は歴史的な背景を持つだけでなく、台湾を代表する文化クリエイティブ拠点であり、年間1,100万人以上が訪れる人気スポットとして知られる。資料によると、カルチュア・コンビニエンス・クラブは2024年に日本の渋谷にある「SHIBUYA TSUTAYA」を全面的に改装し、「モノを売る場所」から「体験価値と空間価値を提供する場所」へと店舗の在り方を転換。今回オープンする「TSUTAYA BOOKSTORE 松煙店」もその精神を受け継ぎ、書籍とセレクトグッズ、アートを組み合わせ、イベント、展示、シェアラウンジの機能を統合することで、台湾の文化クリエイティブのエコシステムに呼応した、新しい店舗モデルを打ち出したという。
(編集:本村大資)