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白沙屯媽祖病院が起工 頼・総統:苗栗の医療整備に“三つの吉報” 健康な台湾へまい進

19/05/2026 23:33
編集: 王淑卿
中部・台中市の童綜合病院が、北西部・苗栗県の媽祖廟である、白沙屯拱天宮の隣接地に「白沙屯媽祖病院」を設立することになり、19日に起工式典が行われました。(写真:総統府)
中部・台中市の童綜合病院が、北西部・苗栗県の媽祖廟である、白沙屯拱天宮の隣接地に「白沙屯媽祖病院」を設立することになり、19日に起工式典が行われました。(写真:総統府)

中部・台中市の童綜合病院が、北西部・苗栗県の媽祖廟である、白沙屯拱天宮の隣接地に「白沙屯媽祖病院」を設立することになり、19日に起工式典が行われました。式典に出席した頼清徳・総統は、衛生福利部(日本の厚労省に類似)立苗栗病院の救命救急医療センターである「重症医療病棟」、大千病院の竹南分院、そして白沙屯媽祖病院の建設が相次いで進んでいることについて、「苗栗の医療整備にとって“三つの吉報”だ」と述べ、台湾の西側の沿岸部住民の健康と福祉向上につながることに期待を示しました。

また、各界が協力し、「健康な台湾」の実現に向けて共に努力していこうと呼びかけました。

台中市の童綜合病院は、10年以上にわたり白沙屯媽祖の徒歩巡礼活動を医療面で支援してきました。そして長年の準備を経て、苗栗県通霄鎮の拱天宮隣接地に「白沙屯媽祖病院」を建設します。

病院の敷地面積はおよそ1200坪、5階建ての建物が建設されます。24時間対応の救急外来のほか、内科、外科、産婦人科、小児科などの外来診療科を備え、2年後の完成を予定しています。西側の沿岸部に位置する苗栗県の後龍、通霄、苑裡の3地区における医療不足の解消を目指しています。

頼・総統はあいさつの中で、2022年に民進党主席に就任したあと、各地を訪れて地方の意見に耳を傾けたことにも触れ、その際、苗栗の地方関係者から、「もし総統に当選したら、ぜひ苗栗の医療問題を解決してほしい」との要望を受けたと振り返りました。

そのため、総統就任後には行政院(内閣)卓榮泰・院長(首相)に対し、苗栗の医療整備を支援し、「健康の平等」を実現するよう指示したと説明しました。

また、自身が医師出身の初めての総統であるため、就任後に「健康な台湾」というビジョンを打ち出すとともに、「健康な台湾推進計画」や、日本円でおよそ500億円規模となる「100億元がん新薬基金」、「三高防治888計画(防止治療888計画)」を進めているほか、がんや慢性疾患対策についても具体的な目標を設定し、2030年までに、標準化死亡率(SMR)を3分の1減少させ、平均寿命をさらに3年延ばすことを目指していると紹介しました。

「三高防治888計画(防止治療888計画)」とは2030年をめどに「三高」と呼ばれる慢性疾患、「高血圧、高血糖(糖尿病)、高脂肪(脂質異常症)」の患者の8割をケアネットワークに参加させ、ネットワーク内の8割の患者に生活習慣に関する指導を行い、さらに8割の患者の病状を効果的にコントロールすることを目指す計画です。

頼・総統は、「苗栗の3つの病院整備が順次完成すれば、地域の医療サービスの質が向上し、『健康な台湾』の目標にも近づくことだろう」と期待を示しました。

なお、苗栗県の鍾東錦・県長(県知事)が式典のあいさつで、中央政府に対し、苗栗県内にさらに多くの学校を建設するための予算支援を求めたことについて、頼・総統は、「今年、中央政府が苗栗県に配分する予算は去年より28億元、日本円でおよそ140億円増えているが、中央政府総予算はいまだ成立していない。鍾・県長がこれについて意見表明したのを見たことがない」と述べ、鍾・県長や、会場に出席していた野党・国民党所属の苗栗県選出の陳超明・立法委員(国会議員)に対し、「もっと苗栗のために声を上げ、中央政府総予算が立法院で早期に通過するよう力を発揮してほしい」と呼びかけました。「そうしてこそ、地方建設を継続的に推進することができる」と強調しました。

(編集:王淑卿/呂学臨/本村大資)

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