グローバル人材が台湾を訪れた際、銀行口座の開設やクレジットカードの申請が困難であるという課題を解決するため、国家発展委員会(略称:国発会)は4日、6行のモデル銀行(台湾全土17拠点)を選定したと発表しました。これにより、外国人が円滑に金融サービスを受けられるよう支援します。
これまで各国の商工会議所からは、グローバル人材が台湾でしばしば直面する問題として、銀行口座の開設が難しいこと、クレジットカード申請のハードルが高すぎること、海外送金の手続きが煩瑣であることなどが指摘されていました。さらに、クレジットカードの申請に「台湾籍の保証人」を求められるケースもあり、台湾に来たばかりのグローバル人材にとって大きな障壁となっていました。
国家発展委員会は4日、「ワンストップ外国人材金融サービスモデル銀行認定授与式及びキックオフセレモニー」を開催し、モデル銀行として、中国信託商業銀行、玉山商業銀行、台北富邦商業銀行、台新国際商業銀行、兆豊国際商業銀行、第一商業銀行の6行を選定しました。拠点数は北部・台北、桃園、新竹、中部・台中、南部・台南、高雄にまたがる全土17箇所に上り、外国人が円滑に金融サービスを受けられるようサポートします。国家発展委員会の詹方冠・副主任委員は、今回のモデル銀行の取り組みが成功すれば、将来的にはすべての銀行で同様の対応ができるようになる、と期待を示しました。
詹・副主任委員は、「個人だけでなく、今後は台湾に進出する多くのスタートアップ企業に対しても、法人口座の開設で同様に質の高いサービスを享受できるよう期待している。私たちは今後も絶え間ない努力を続けていく。本日は非常に喜ばしいスタートとなったが、この政策が本当に成功すれば、将来的にモデル銀行という枠組みはなくなるだろう。すべての銀行が外国人にとって優しく、良質なサービスを提供できるようになるからだ」と語りました。
今回のサービスには、主に3つの特徴があります。1つ目は、クレジットカード業務における台湾籍保証人の制限緩和です。今後は外国籍の申請者による「海外の資産証明」や「海外の納税証明」が認められるようになります。2つ目は、複数言語による金融サービスの基礎をもとに、「オンライン予約制」を導入します。これにより、事前に顧客のニーズや家庭の状況を把握し、ワンストップでのプランニングを行います。3つ目は、専門的な研修を受けた専任の行員を配置し、より温かみのある、カスタマイズされた顧客サービスの提供です。
国家発展委員会は、将来的には他の省庁とも連携し、海外から招聘した人材の子女向けの特別クラスの設置や、賃貸住宅サービスの提供などを推進していく方針を示しており、グローバル人材にとって友好的な環境づくりを推進する台湾の決意を示しています。
「ワンストップ外国人向け金融サービスモデル銀行」の各支店におけるサービスの詳細、オンライン予約の手続き、および必要書類などの詳細な情報については、「TalentTaiwanセンター」のポータルサイト内にある特設ページで確認できます。
(編集:呂学臨/駒田英/本村大資)