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蕭・副総統がパラオ国会で演説、法執行分野での協力展開を発表 国際犯罪へ対処

09/06/2026 01:25
編集: 豊田 楓蓮
蕭美琴・副総統は現地時間8日午前、パラオ国会での演説を行った。(写真:Rti)
蕭美琴・副総統は現地時間8日午前、パラオ国会での演説を行った。(写真:Rti)

蕭美琴・副総統は訪問団を率いて、中華民国台湾の国交樹立国で、太平洋に位置するパラオ共和国を公式訪問しています。現地時間8日午前、パラオ国会での演説を行った蕭・副総統は、台湾は今後もパラオと共に歩み続け、太平洋地域全体の平和と繁栄に向けて意義ある貢献を果たしていくと強調。また、詐欺や麻薬密輸などの国際犯罪が太平洋諸国に対する脅威となっている現状を踏まえ、台湾の法務部(日本の法務省に相当)は職員をパラオへ派遣し、現地の関係機関と連携して、日々深刻化する越境犯罪への対処に取り組む方針を発表しました。

蕭・副総統は6日からパラオを訪問し、4泊5日の「帛栄専案(パラオ繁栄プロジェクト)」を展開しています。同プロジェクトが3日目を迎えた現地時間8日午前、蕭・副総統はパラオのスランゲル・ウィップス・ジュニア(Surangel S. Whipps, Jr.)大統領を表敬訪問。その後、パラオ国会議事堂の中庭に赴き、演説を行いました。

蕭・副総統はまず、台湾とパラオはいずれも海に囲まれた誇るべき海洋国家であり、パラオを訪れるとまるで「家に帰ってきたような感覚がする」と述べました。その上で、台湾とパラオはともに自由を重んじ、法の支配を守り、人間の尊厳を尊重する価値観を共有していると指摘。すべての国は大小にかかわらず尊重され、認められるべきであり、自らの未来を決定する権利を持つべきだと強調しました。さらに、台湾とパラオはすでに、国家の規模にかかわらず世界に対して意義ある貢献ができることを証明してきたと述べました。

蕭・副総統はそして、2024年12月に頼清徳・総統がパラオ国会で、台湾とパラオの長期的なパートナー関係を改めて強調したことに言及。自身も同じ場所でその約束を改めて表明できることを光栄に思うと述べ、次世代が、平和で繁栄し、民主主義と自由が守られた太平洋地域を受け継ぐことを確実にする決意を示しました。

蕭・副総統はさらに、台湾は信頼できるパートナーとなることに尽力しているとし、さらなる協力深化のため、台湾の法務部調査局が職員をパラオへ派遣する準備をすでに整えており、現地の関係機関と緊密に連携しながら、日々深刻化する越境犯罪の課題に共同で対応していく方針を明らかにしました。

ウィップス大統領はその後、談話を発表し、台湾とパラオが法執行分野で協力を展開することを歓迎すると述べました。また、麻薬や組織犯罪活動をパラオに持ち込もうとする動きが依然として続いている一方で、言語の壁が捜査上の困難を引き起こしていると指摘。台湾の支援により、パラオの安全がより一層強化されているとして、台湾の支援に感謝の意を示しました。

ウィップス大統領はまた、蕭・副総統が初の外遊先としてパラオを選んだことに感謝の意を表し、これが両国の「揺るぎない絆」を最も強く示す証だと述べました。

このほか、蕭・副総統はパラオ国会で、台湾による無人(ドローン)4機の寄贈およびデモンストレーションイベントに出席。また、現地の国会議員とも交流し、台湾がパラオのテクノロジー分野における応用および能力構築を支援する重要な成果を共に見届けました。蕭・副総統は、無人機4機の寄贈はあくまで出発点にすぎず、今後さらに長期的な協力関係を深化させていきたいとの考えを示しました。

蕭・副総統は、現在の無人機には多くの新しい機能があり、防災、遠隔地への物流、通信の強靭化など、さまざまな分野で活用できると指摘。今回寄贈された無人機は初歩的な訓練用機材ではあるものの、パラオが将来的に各分野での応用を進めるうえでの支援になると述べました。また、「無人機外交チーム」は今後も計画を継続し、国交樹立国との間で無人機分野におけるさらなる協力を展開していくと説明しました。

(編集:豊田楓蓮/許芳瑋/本村大資)

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