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英で工研院の交流セミナー開催、半導体・AI・無人システムなどの協力に期待

10/06/2026 19:10
編集: 中野理繪
工業技術研究院は9日、イギリス・ロンドンで交流セミナーを開催。台湾とイギリスの双方は半導体・AI・無人システムなどの協力へ期待を寄せた。(写真:Rti)
工業技術研究院は9日、イギリス・ロンドンで交流セミナーを開催。台湾とイギリスの双方は半導体・AI・無人システムなどの協力へ期待を寄せた。(写真:Rti)

台湾の財団法人、工業技術研究院(略称:工研院、ITRI)がイギリス・ロンドンに事務所を開設してから1年を迎え、9日、ロンドンで「台湾・イギリス テクノロジーデー」交流セミナーを開催しました。イギリスの産業界や投資界の関係者は、台湾とイギリスの互いに補完的な利点を組み合わせ、半導体、人工知能(AI)、無人システム、宇宙などの分野で協力し、国際市場に挑むことに期待を寄せました。

交流セミナーでは、工業技術研究院の発展の歴史や、ロンドン事務所の事業推進計画、台湾の量子技術の潜在力などが紹介されたほか、半導体や、先端材料、ベンチャーキャピタル、AI、関連インフラ、無人システム、宇宙などをテーマに、台湾とイギリス双方の専門家を集めた座談会も複数開催され、およそ100人が参加しました。

イギリス側からは、同国の専門機関「イノベートUK」や、化合物半導体応用イノベーションセンター「CSA Catapult(CSAカタパルト)」、世界最大の航空宇宙・防衛企業「Airbus(エアバス)」、イギリス国立物理学研究所(NPL)など、行政法人、非営利団体、産業界、研究機関の代表が参加しました。

イギリス科学・イノベーション・技術省(DSIT)が設立した半導体諮問委員会の共同議長であるジャラル・バゲリ(Jalal Bagherli)氏は開会の挨拶の中で、台湾とイギリスは互いに補完し合う強みがある。その強みには、台湾が世界トップクラスの半導体製造能力を有している一方、イギリスは化合物半導体、チップアーキテクチャ設計、基礎および材料科学などの分野で世界をリードしており、科学研究の突破口や技術革新に不可欠なディープテック・エコシステムを有していると述べました。

台湾とイギリスは近年、半導体分野で多くの交流・協力プログラムを実施しています。バゲリ氏は、イギリス・エレクトロニクス技能基金会(UKESF)と台湾による「台湾・イギリス 半導体共同人材育成プログラム」を特に誇りに思っていると述べ、このプログラムではイギリスの大学院生に科学研究と産業の実務を結び付けるために2週間の台湾留学の機会を提供している。これらの優秀な人材は将来、イギリスの関連産業や研究機関において指導的な役割を担うことが期待されていると語りました。

さらには、台湾とイギリスはAIとロボット技術を組み合わせた無人システムに関する協力の可能性について話し合っており、工業技術研究院の張培仁・院長は、ロンドン事務所を設立したのは、長期的な取り組みと深い関係構築を目的としていると強調しました。

同院が関与している台湾とイギリス間の交流と協力分野には、フォトニクス、エネルギー、宇宙も含まれています。

9日には、イギリス最大の航空宇宙産業団体であるADS Groupの宇宙部門ディレクター、アラン・ウィリアムズ(Alun Williams)氏が交流会で「無人システムの未来」と題したパネルディスカッションの司会を務めました。

ウィリアムズ氏は、工業技術研究院が台湾を真の宇宙大国に育てようという野心を明確に持っており、国際協力の促進・推進において、重要な役割を担うとの考えを示しました。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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