アメリカの世界貿易機関(WTO)常駐次席代表のデービッド・ビスビー(David Bisbee)氏が10日から14日にかけて台湾を訪問しています。外交部(外務省)は、アメリカは台湾の揺るぎないパートナーであるとし、二国間あるいは多国間の貿易体制を問わず、双方が引き続き交流を深め、台湾とアメリカのパートナーシップの着実な発展を促進していくことを期待する。特にWTOには、依然として代替できない重要性があると述べました。
外交部は、招きに応じて台湾を訪れているビスビー氏は、かつてアメリカ通商代表部(USTR)のジュネーブ事務所長を務めたことがあり、国際経済・貿易の事務に精通していると紹介。また、ビスビー氏は台湾滞在中、行政院(内閣)経済貿易交渉オフィス、台湾の対中国大陸政策を担う大陸委員会(陸委会)、経済部国際貿易署を訪問するほか、林佳龍・外交部長(大臣)が主催する昼食会に出席します。また、テクノロジー企業を見学し、台湾の経済・貿易、科学技術、民主主義などの分野における発展の現状について理解を深める予定だということです。
外交部はWTOの重要性を強調し、WTOは現在もなお、普遍性、制度化、予測可能性を兼ね備えた唯一の多国間貿易の枠組みであると指摘。また、WTOは台湾が加盟している国際経済・貿易組織の中で最も重要なものであり、台湾が世界の経済・貿易体制に組み込まれる上で大きな役割を果たしてきたとしています。
外交部国際協力及び経済事務司(局)の葉至誠・司長(局長)は、「統計の観点から見ると、世界の貿易のうち、MFN原則、すなわちいわゆる最恵国待遇の原則に基づいて行われているものは依然として約72%を占めている。したがって、WTOは国際貿易において、依然として代替できない役割を担っている」と述べました。
(編集:許芳瑋/中野理絵/本村大資)