ドイツのヨハン・ヴァーデフール(Johann Wadephul)外務大臣、ボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)国防大臣は8日、ベルリンでオーストラリアのペニー・ウォン(Penny Wong)外務大臣、リチャード・マールズ(Richard Marles)副首相兼国防大臣と外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開催しました。会談後の共同声明では、台湾海峡の平和と安定の重要性が強調されたほか、武力や威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも反対し、台湾の国際機関への意義ある参加を支持することが改めて表明されました。これに対し、外交部(外務省)の林佳龍・部長(大臣)は11日、歓迎と評価の意を示しました。
外交部の蕭光偉・報道官は、「ドイツとオーストラリアが台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する共同声明を発表したのは今年で3回目となる。両国はこれまでに、今年2月と3月にもそれぞれ外相・国防相による共同声明で同様の立場を表明しており、台湾海峡の平和と安定という現状を維持することが、すでに国際的な共通認識になっていることを十分に示している」と述べました。
蕭・報道官はまた、外交部は今後もドイツ、オーストラリア、およびその他の理念が近い国々と協力し、台湾海峡およびインド太平洋地域の平和と安定を共同で守るとともに、自由と民主主義、そしてルールに基づく国際秩序を守っていくと表明しました。
このほか、イギリスのイヴェット・クーパー(Yvette Cooper)外務・英連邦・開発大臣とジョン・ヒーリー(John Healey)国防大臣は10日、ロンドンでオーストラリアのペニー・ウォン外務大臣およびリチャード・マールズ副首相兼国防大臣と、年次英豪閣僚協議(AUKMIN)を開催しました。会談後に発表された共同声明では、台湾海峡の平和と安定が極めて重要であることが再確認されたほか、中国が台湾周辺で行っている情勢を不安定化させる軍事演習への懸念、および台湾海峡の現状を一方的に変更しようとするいかなる試みにも反対する姿勢が示されました。声明では中東、ウクライナ、インド太平洋地域の情勢のほか、安全保障・防衛協力、ハイブリッド脅威、経済貿易の強靭性などについても触れられました。
声明では、台湾海峡両岸は威圧や武力に訴えるのではなく、対話を通じて意見の相違を解決することを促しました。さらに声明は、国際社会が台湾の専門知識や技術から利益を得ていることを認め、そのためイギリスとオーストラリア両国は、国家であることを前提としない国際組織への台湾の意義ある参加、またはオブザーバーやゲストとしての参加を引き続き支持していく方針を示しました。
また、声明ではイギリスとオーストラリア両国が、経済、貿易、科学、テクノロジー、文化の分野において台湾との関係を深化させることに引き続き取り組んでいくことが再確認されました。
(編集:呂学臨/王淑卿/本村大資)