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海洋会議への出席はケニアに阻まれる 外交部及び海洋委員会が非難

16/06/2026 22:29
編集: 呂 学臨
ケニアから不当な扱いを受けて、海洋委員会は今回のOOC会議への参加を断念せざるを得なくなりました。(写真:海洋委員会管碧玲・主任委員FBより)
ケニアから不当な扱いを受けて、海洋委員会は今回のOOC会議への参加を断念せざるを得なくなりました。(写真:海洋委員会管碧玲・主任委員FBより)

「第11Our Ocean Conference(私たちの海洋会議、OOC 11)」が今年616日から18日にかけてケニアで開催されました。台湾の学者が招待を受けて出席したものの、主催団体から不当な扱いを受けた結果、海洋委員会は今回の会議への参加を断念せざるを得なくなりました。外交部(外務省)は16日、中国がケニア政府に圧力をかけて台湾の学者の国際海洋学術交流会議への出席を拒否させ、さらに人身の自由や通信の自由を制限したことについて、人権と国際慣例に違反する野蛮な行為であるとして厳重な抗議と強い非難を表明しました。

外交部によりますと、台湾の学者は今年の「第11Our Ocean Conference(私たちの海洋会議、OOC 11)」の主催国であるケニア政府の招待を受け、14日にケニアの都市モムバサ(Mombasa)を訪れ、開催前の学術交流会に出席して専門的な研究報告を行う予定でしたが、学者が会場で入場手続きを行った際、主催団体は台湾のパスポートを認めないことを理由に入場証の発給を拒否。さらにケニアの移民局が強引に介入し、台湾側が交渉を重ねても、パスポートやスマートフォンが20時間以上にわたり留置された後、ようやく航空機への搭乗と出国が認められました。この不測の事態を受け、例年通り代表団を結成して参加する予定だった海洋委員会は、ケニア政府の極めて非友好的な対応や団員の安全を考慮し、参加を取りやめる決定を下したということです。

外交部は、台湾は世界の海洋の持続可能性を推進する上で不可欠な重要パートナーであり、2015年から「Our Ocean Conference(私たちの海洋会議)」に参加してきたと指摘。「専門的、実務的、貢献」の原則のもと、国際海洋事務の交流と協力を積極的に推進してきたほか、学術界が海洋生態系の保全に向けた台湾の取り組みや研究成果を共有することを奨励してきたと述べました。外交部公衆外交協調会の陳怡君・副執行長は、「ケニアはOOCの主催国でありながら、自ら進んで中国の政治的手先に成り下がり、OOCが掲げる包容と協力の原則に公然と背いた。外交部としてこれに強く抗議する」と不満を示しました。

外交部は、ケニア政府が中国からの強力な干渉と圧力を受け、台湾のこれまでの参加慣例や卓越した貢献を無視して台湾の参加を排除し、さらに出席した台湾の学者を留置したことは、中国の横暴な外交方針と、海洋の持続可能性という専門分野よりも政治を優先させる政治的思考を改めて浮き彫りにしたものだと非難しました。

また、海洋委員会の管碧玲・主任委員(大臣に相当)は15日昼、自身のフェイスブックに投稿し、台湾が国際組織において、その貢献に見合う地位や待遇を長期にわたり得られていないことは、周知の現実だが、、これまでOOCは、台湾代表団に対する基本的な尊重と受け入れ体制を維持していた。しかし、今年は一変したと指摘。まず申し込みシステムにあった「台湾」の選択肢が削除されたため、その後の手続きに支障が生じていたことを明かしました。

管・主任委員は、台湾が国際社会に参加するのは対立を生むためではなく、問題を解決するためであり、歓迎されるから参加するのではなく、貢献する能力があり、立ち上がる責任があるからだと説明。「圧力を受け、不公平な扱いを受けても、私たちは最後までやり抜く。国際社会への参加を積極的に実現しようとする私たちの努力が阻まれることはない」と訴えました。

海洋委員会は、ケニア政府が中国に盲従し、台湾と国際社会との正常かつ専門的な交流を妨げ、台湾の学者の国際海洋科学交流会議への出席を拒否し、人身の自由や通信の自由を制限するなど、人権および国際慣例違反の野蛮な行為に対し、強い抗議を表明しました。申し込み、認証、入国から実際の参加プロセスにいたるまで、台湾の訪問団に対して異例の制限が相次いでいたことは、台湾の国際社会における活動空間を明らかに意図的に狭めようとするものであり、個別国家の権利を損なうだけでなく、海洋の課題に共同で立ち向かう世界の能力をも弱めることになると強調しました。

(編集:呂学臨/王淑卿/本村大資)

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