中央気象署の6日の発表によりますと、現時点でのデータに基づく予測では、早ければ9日の日中にも、大型で強い台風9号(バービー、台湾華語名:巴威)に対する海上警報が発表される見込みです。また、9日深夜または10日の日中には陸上警報が発表される可能性があります。さらに、10日と11日は最も影響が大きくなると見られ、台湾北部の山間部では豪雨レベル、あるいはそれを上回る雨となる恐れがあるということです。
中央気象署の趙竑‧予報士は気象説明会で、台風9号は6日午前8時(台湾時間)の時点で、台風の中心が台湾最南端‧鵝鑾鼻から東南東に約2,680キロの海上に位置しており、西北西へ進み続けていると説明。趙‧予報士はまた、今後は9日ごろから次第に進路を北寄りに変えると予測される。今後の進路にはまだ不確実性があるものの、台風の勢力は強く、暴風域も大きいため、台湾には確実に影響を及ぼす見込みだと説明しました。
趙‧予報士は、6日は台風9号の勢力が最も強い時期にあたり、台湾に接近する際には、台湾の基準で中度台風の上限、あるいは強い台風の下限程度の勢力になる見込みである。さらに暴風域の半径は約320から350キロに達し、範囲が広く風速も強い。現時点でのデータに基づく予測では、9日の日中に海上警報を発表する可能性があり、9日深夜または10日の日中に陸上警報を発表する可能性も排除できないと述べました。
趙‧予報士はさらに、8日までは夏の時期特有の、午後に雷雨が発生しやすい天気が続く見込みだ。北部や中部の南投県、および各地の山間部では午後に局地的な大雨が発生しやすい。気温が高く蒸し暑い天気となり、各地の最高気温は33度から35度に達する見込みである。北部‧基隆の北海岸や基隆市、台北市、新北市で構成される大台北地区、中南部の山沿い、東部・花蓮及び南東部・台東では、局地的に36度以上の高温となる可能性がある。10日から12日は湿度が高いため気温はやや下がるものの、蒸し暑く感じられるだろうと述べました。
趙‧予報士は、9日は台風9号の周辺の湿った空気が流れ込む影響で、北部の台北・新北・桃園地区では一日を通して断続的ににわか雨や雷雨が発生する恐れがあるほか、南部と各地の山間部では午後に局地的な雷雨が発生する見込みである。10日と11日は台風とその周辺の風の影響を受け、台湾全土で雨が降ると予測され、北部の山間部では豪雨レベル、あるいはそれを上回る雨となる可能性があり、その他の地域でも大雨や豪雨となる恐れがある。12日は台風が次第に離れていくものの、各地でなお局地的に短時間のにわか雨となる見込みだと指摘しました。
一方、趙‧予報士は、台風10号(メイサーク、台湾華語名:梅莎)は6日に熱帯低気圧に勢力を弱めており、台湾への影響はない」と述べました。
趙・予報士は、8日から基隆北海岸や東部の沿岸地域(離島の緑島、蘭嶼を含む)、および最南端の恒春半島ではうねりが発生する見込みである。9日にはうねりの範囲がさらに拡大し、離島・馬祖周辺の沿岸でもうねりが発生する可能性がある。また、離島・金門では10日にフェーン現象が発生する恐れがあると注意をと呼びかけました。
(編集:許芳瑋/豊田楓蓮/本村大資)