台湾南部・台南市北門区と日本の福島県只見町が7日、台南市にある交通部観光署(観光庁)雲嘉南浜海国家風景区管理処(南西海岸国家風景区管理処)にて友好都市協定に関する覚書を交わした。台南市北門区の発表によると、双方は今後、文化、観光、教育、経済などの分野での交流促進、都市管理の経験や実績の共有などを行い、台湾と日本の友好関係をより深めていくという。
今回の覚書締結は、日本の絵本作家で台湾にルーツを持つ吉田瑠美さんが、今年初めに曾祖父の故郷である台南市北門区を訪問したことが、きっかけとなっている。吉田さんは現在、福島県只見町の観光大使を務めている。
締結式には台南市の姜淋煌・副市長、雲嘉南浜海国家風景区管理処(南西海岸国家風景管理処)の荘名豪・副処長、北門エリアの文化、観光業者らが立ち会い、北門区公所の陳秀嫣・主任秘書と只見町の渡部勇夫町長による覚書締結を見届けた。
台南市の姜・副市長は、吉田さんが北門区を訪れて自身のルーツをたどる旅を行ったほか、自身の絵本作品である『阿祖的搖椅(ひいおじいさんのゆりいす)』の原画を北門区図書館に寄贈し、展示を行ったことが、同区と只見町の友好都市パートナーシップ確立に大きく貢献した。台南市は台湾と日本の都市間交流を支持し、国際的な視野を広げることを目指している。また、今年から日本の友好都市と連携し、観光スポットの入場券相互割引などのプログラムを推進しており、市民は市民カードや身分証を提示すると台南市民限定の優待を受けられると説明。さらに、北門区に今後、「只見町」の名がつく通りが生まれることに期待を示した。
(編集:本村大資/豊田楓蓮)