大型で強い台風9号(バービー)が台湾に接近しているのを受け、中央気象署は本日9日午後2時30分、海上台風警報を発令しました。さらに明日10日の未明には陸上台風警報を発令する予定です。台湾への影響が最も深刻になるのは10日の夜間から11日にかけてと予想されており、今週の日曜日12日になってようやく風雨が弱まる見込みです。
台風9号は、9日午前8時の時点で台湾最南端の鵝鑾鼻(がらんび)の東南東から約1,000キロメートル離れた海上に達し、北西へ進みながら台湾北東部の海域へと向かっています。
中央気象署によりますと、太平洋高気圧が次第に東へ後退するにつれ、台風9号は北へと進路を変える重要な時期に入っているということです。昨日より北へ進む角度がやや大きくなっているため、本日発表された最新の進路予想は、前日の予測よりも台湾本土から少し離れたルートを辿る見込みです。
また、台風9号は北へと方向を変える過程で、中心付近の最大風速が秒速51メートルへとやや弱まったものの、風速15メートル以上の強風域の半径は380キロメートル、風速25メートル以上の暴風域の半径も180キロメートルを維持しています。台風9号が陸地に接近する頃にはわずかに勢力が縮小するとみられるものの、依然として「非常に強い」勢力を保ったまま、明日10日の夜間から11日にかけて台湾に影響を及ぼすと予想されています。
中央気象署は、すでに台湾の東側、北部、離島の馬祖、および東沙島(プラタス島)にはうねりが押し寄せており、台東の観測ブイでは5.5メートルの波高が観測されたとして注意を呼びかけています。10日の夜間には台湾の沿岸部全域で2〜4メートルの大しけとなり、東海岸や北海岸では6メートル以上の猛烈なしけになる恐れがあります。
さらに、10日の日中には各沿岸部で最大瞬間風速20〜25メートルの非常に強い風が吹く恐れがあります。10日の夜間から11日の日中にかけて風のピークを迎えるため、沿岸部全域で最大瞬間風速25〜30メートルの暴風が吹きやすく、特に北部・桃園以北、北東部の宜蘭、離島の馬祖、蘭嶼、緑島では最大瞬間風速35メートル以上の猛烈な風が吹き荒れる可能性もあり、風勢が次第に弱まるのは11日の夜以降になる見込みです。
雨に関しては、10日の日中から台風がもたらした北の風が台湾に影響を及ぼし始め、台湾北部や宜蘭の山間部で、大雨や局地的な豪雨が降り始めると予想されています。10日の夜間から11日の日中にかけてが雨のピークとなり、各地で大雨や豪雨に厳重な警戒する必要があります。特に北部、中部の山間部、および北東部の山間部では、さらに非常に激しい雨が降る恐れがあり、雨脚が徐々に収まるのは11日の夜になる見込みです。
(編集:呂学臨/王淑卿/本村大資)