中国共産党による「ロングアーム管轄(海外の人にも自国法を適用しようとする法的な仕組み)」の動きが強まる中、インド太平洋戦略シンクタンク(IPST)の矢板明夫執行長が6日、中部・台中で講演を行った際、男から理由もなく襲撃された。台湾の対中国大陸政策を担う、大陸委員会は、この事件が7月1日に中国で施行された「民族団結進歩促進法」後、台湾で実行された初の「越境弾圧(国境を越えた弾圧や抑圧)」のケースであると断定した。
中国共産党による世界規模の「ロングアーム管轄」はこれに留まらない。2024年にはフランスの空港で、中国の工作員が中国人反体制活動家強制的に航空機に連れ込もうとする事件が発生した。また、2022年にはイギリス・マンチェスターの中国総領事館前で抗議デモを行っていた香港の民主派メンバーが、敷地内に引きずり込まれて暴行を受ける事件も起きている。
(編集:呂学臨/豊田楓蓮)