中国共産党系のネット工作員が、身分を偽って機密情報を探っていたことが明らかになった。
最近、台湾の政界や学術界の関係者のもとに、台湾のビジネス雑誌『天下雑誌』編集長や国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)を名乗る人物から、取材依頼を装ったメールが相次いで届いた。さらに、LINEを通じて悪意あるプログラムを含むリンクを送り、相手を誘導して情報収集を試みていた。
台湾の捜査当局が追跡捜査を行い、携帯電話番号の収集やLINEアカウントの登録を支援していた台湾企業を捜索・聴取。結果、中国側関係者がLINEアカウントを買い取り、身分を偽って情報収集活動を行っていたことが判明した。与党・民主党の羅美玲・立法委員(国会議員)の秘書も同様のリンクを受け取っていたという。
台湾企業の責任者2人は犯行を認め、犯罪収益を返還したことから、地方検察署は個人情報保護法違反の疑いで起訴猶予処分とした。
(編集:豊田楓蓮/呂学臨)