台風9号(バービー、台湾華語名:巴威)の台湾接近に伴い、中央災害対策センターは10日、夜になるにつれて風雨は次第に強くなる見込みだとし、台風への備えを徹底し、外出は控えるよう呼びかけました。
なお同日午後2時30分の時点で、バイクのスリップによる転倒や、車庫の屋根の下敷きになるなど、台風の影響で5人がけがをしたということです。負傷者はいずれも病院で手当てを受けた後、すでに退院しています。
中央災害対策センターの統計によりますと、10日午後2時までに台湾全土で2050人が避難。東部・花蓮県の万里渓に形成された堰止湖への対応として、万栄郷万栄村、鳳林鎮の長橋里、山興里、森栄里、鳳信里では、合わせて194人の避難が完了しています。
また、同日午後1時の時点で避難所に収容されている人は合計416人。花蓮県が374人と最も多く、内訳は光復郷で205人、万栄郷で125人、鳳林鎮で44人となっています。そのほかの県市では、北部・台北市で25人、新北市で17人となっています。
中央災害対策センターは、台風9号の影響を受け、台湾の南東海域ではすでに8.6メートルの高波が観測されたと発表しました。また、台湾の東部、北部、最南端の恒春半島、離島・馬祖の沿岸ではうねりに注意が必要だとして、同センターは、外出を控え、海辺での活動を避けるよう呼びかけています。
なお、北部・基隆市、台北市、新北市、桃園市、北東部・宜蘭県、そして離島では、11日の日中に最大風速12級(風速が秒速32.5~36.9メートル)以上の強い突風が予想されており、強風による被害に厳重な警戒が必要です。
(編集:中野理絵/豊田楓蓮/本村大資)